広島は今日も雨だった。

昨晩の段階では、今日は少なくとも昼前からは晴れる予報となっていた。なので、天気が持ち直したら浴衣を着てとうかさんでも冷やかそうかなと思ったのだが、朝目が覚めたらそれどころではない。今朝の天気を見た時点で、なんか気が抜けてしまった。それでも昼前には一時雨が上がり、なんとか昼飯の調達に動いたのだが、帰宅頃にはまた雨。そしてあとは降ったり止んだり。なんとも冴えない日だった。

そんなこともあってか、昼飯を取ってからもなんとなく気怠かった。横になったら、気がついたら試合は始まっていたし、そのあともテレビを見ながらうとうとしていた。なので、まともに見ていたかといわれたら、些か自信がない。それでもまあいいところは見ていたのだが、見ていて盛り上がった、という感じではない。

アドゥワが出来がよかったことは間違いなく、それが今日の最大の勝因と言って良いだろう。それでも、アドゥワに白星はつかなかった。もともとアドゥワは喜怒哀楽を表す方ではないのだが、自分の白星が消えてからの表情はなにかもの悲しそうだった。気持ちは理解できる。ここまで頑張って駄目かとつい思ってしまいがちになるだろう。これでもしチームが負けでもしたら、今シーズンのアドゥワのパフォーマンスに差し支えるかもしれない。

一時的にでもアドゥワの表情を曇らせたのは、やはり得点力不足がなせる技だと言って良いかもしれない。確かに相手先発メルセデスはジャイアンツ時代より成長していた姿を見せていた。しかし、まったく攻略できなかったかといわれたら違うと思う。ピッチャーがちょっといい内容だったら打てませんでしたというんだったら、オフェンスの存在意義はない。

もちろん、この1試合だけを取り上げるならば、とりあえず勝った、明日また頑張ろうで良い話なんだろう。しかし、オフェンスの弱さ、得点力のなさがこの試合を一時的にでも曇らせたという事実は間違いない。それは結局のところ、本当にここまでのカープの論点として未解決のまま横たわっている事実であるのだ。そう思うと、単に明日また頑張れとは言えないのではないか。そろそろ何とかしようぜと言わねばならない気がするのだ。

もうひとつ言うなら、確かに8回澤田を攻略した攻撃はよかった。しかし、少なくとも今日の澤田はストレートのスピードは出ていなかったし、その割にはストレート一辺倒の配球だった。少なくともバファローズでブイブイ言わせてた頃の出来にはほど遠い内容だったと思う。それを思うと、結局気持ちよくあまり強くないストレートを打っただけかもねといわざるを得ない。多少は割り引いてみなければいけないのではないか。

今日はオフェンスも少し工夫をして、ようやく佐藤啓介を一軍に登録して即スターターで起用してきた。得点にこそ絡まなかったが、最初の打席で相手エラーを誘う打球というのは、何かを持っている証拠かもしれない。それだけに、最後まで使ってほしかったと思う。あくまで結果論だが、守備固めで変えていなければ8回裏に勝負どころで回ってきたわけだし、どんなバッティングをするのかを見てみたい気もある。

明後日からはアウェイでライオンズ、ゴールデンイーグルスとの6連戦で交流戦フィニッシュとなる。なんといっても次のライオンズ戦は三連勝厳命だ。目下7連敗中、先発が踏ん張れば打線が援護できず、打線の援護があっても救援が踏ん張れずという負のスパイラルに入っている。負けることなんか許されないし、そんなお人好しのようなことをやってはいけない。負けたら優勝争いから脱落するといっていいくらいだ。

それだけに、やはり鍵を握るのはオフェンスである。相手先発は今井達也に隅田知一郎が予想されるから、ふわふわとやってたら足下を掬われる。このシリーズは確かに勝ち越したが、マリーンズの攻撃が低調だったことに救われた面があった。もちろんライオンズのオフェンスは壊滅状態だが、同じようにやっていいわけはあるまい。

それと、福岡ラウンドで大失敗した指名打者の使い方である。おそらくこのたびは佐藤啓介を使うのではないかといわれているし、ひょっとしたらシャイナーの起用もあるといわれているところだ。でも、もう新井の感性が信用できないから、生温く見守ることにしよう。まあね、羽月を指名打者とか2番サードとか、よほどそのオフェンス力を買ってるのかねという気がする。ちょっと信じられないが。

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コメント

“広島は今日も雨だった。” への3件のフィードバック

  1. Seniorのアバター
    Senior

    ライオンズに関してはもうどないにもならん状態になっとるね。
    ナベに変わった直後は選手達も前を向き
    最後まで諦めないと言う姿勢もあったが
    火曜日のスワローズ戦今井をあと一人で交代と言う愚の骨頂をかましてから松井稼頭央の時のライオンズに戻った。

    が、管理人はんライオンズを対岸の火事として見とる場合やないで
    カープも一つ間違えばこうなったんやから。
    前にも書いたけど、カープとライオンズはよう似てると。
    ただ決定的に違うのはカープには運だけは強いこと。
    ライオンズには運がない。
    一見めちゃくちゃな起用法でも勝ってしまうのがカープでめちゃくちゃな起用法で無難に負けるのがライオンズ。
    とりあえず今井は先週のリベンジを賭けて登板してくるが今井は気持ちの持って行き方がヘタくそなんで自滅する可能性もある
    隅田は10-10ピッチなんでエエときはエエがアカンときはとことんアカン。
    木曜日は前良かった菅井かな。
    これも先輩達次第で変わるので
    ホンマにカープっちゅうのは運を持ってるな。
    あとライオンズのキャッチャー古賀もなかなかのザルなんで捕手ザル対決でもあるね
    この3戦は。
    それとライオンズの攻撃陣を例えるなら
    「ジャイアンツの小林が9人おるみたいなもん」でっせ。
    そして週末は何故か交流戦首位の楽天と当たる。
    どっちが運の良さを発揮するかな?

  2. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    確かに、佐々岡政権よりさらに輪をかけて、究極にショボいメンツを並べて勝ってしまうんだから、新井は「強運」を引き寄せる男なんだろう。
    しかし、何も失うものがないチームっていうのは最強でっせ。「強運」vs失う恐怖が何もない「無敵」の破れかぶれ対決は、案外オモロイかもね(笑)。一応、今井は全国甲子園夏季大会の優勝投手やし、隅田はドラフト競合でカープは負けてるからなぁ。

    でも本音を言うと、残りのライオンズ&イーグルスはどうでもよくて、どう見ても今シーズンのパシフィックチャンピオンはホークスなんだから、日本シリーズを想定するならば、交流戦はホークスに照準を絞り、負け越すことなどあってはならい事だったんだよ。それがスイープされてしまう時点で、今シーズンのカープは終わった。今のところホークスにスイープされたチームはカープだけやからね。おそらく日本シリーズに進出したとして、vsホークスで最も勝ち目がないチームはカープちゃうかなぁ。セントラルやパシフィック5チームにはショボいメンツで通用しても、ホークスには通用しない。
    正攻法でホークスに挑むために、1ヶ月前には佐藤を支配下登録するべきだったし、辛抱強く田村と久保を起用し覚醒させなければ、vsホークスに勝ち目はなかった。もう手遅れだけど・・・

  3. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    6月10日 投稿第2弾

    そもそも、1番バッターを低い長打率(.356)低いOPS(.674)36才の秋山に、3番バッターを打撃成績が爆死している(打率.230 OPS.599)34才の菊池に、代打の切り札を(打率.237 得点圏.238)38才の松山に依存し、ファンも期待している時点で病んでいる。皆、十分洗脳されているよねえ。

    辞めろとまでは言わないが、秋山&菊池はスーパーサブとして備えておく程度でいいし、松山は代打三番手くらいでよい。
    若手を起用して成功する保証はないけれど、今強引に若手に舵を切らないと、ハッキリ言って、いつまで悪夢を見せられるねん、と。

    俺は2019年からメンバーを刷新せよと言い続けてきたが、同じ事を繰り返し訴え続けるのは、いい加減飽きてきたで。

    いっそうのこと、明らかにパワーが劣化している秋山・菊池・松山・田中に50才まで現役を続けさせ、ほぼ終わっているマー君、栗山巧(L)、青木、大野雄大などをかき集め、「ヨボヨボドリームチーム」として見世物小屋にするのもエンタメとしてはアリかもしれん。

    ま、痛烈な皮肉を込めても、バカープファンと守銭奴オーナーには届かんやろな。

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