今シーズンの、いやここ数年のカープの野球は、本当に息が詰まりそうでいけない。何が楽しくて点が取れずにぎりぎりする試合を見せつけられなきゃいけないのか。全くおかしいというか、エンタメとしては零点だ。はっきり言って、つまらない。
そりゃ、スーパーエース同士がちんこでぶつかってと言うなら分からなくもないが、実際はそうじゃない。エース格には手も足も出ず、二線級相手にも煮えきらない攻撃続きで点がろくに入らない試合ばっかりではないか。こんなの、何が面白いんだか。
実際のところ、新井にはその閉塞感の打破を期待していた。盆暗佐々岡のアンチテーゼのようなものを出せるかと思っていたのだが、実際は違う。新井もまた、正体不明の「守り勝つ野球」というものに絡め取られているようだ。
はっきり言って、「守り勝つ野球」なるものは実体のない枯れ尾花で、方法論としても誤りである。このことはもう何度も述べた。しかもエンタメとしては下の下ときたら、もはや採用すること自体誤りの愚策中の愚策である。しかし、なぜかカープの指揮官に収まると壊れたオルゴールのように死のワードを口にするのである。訳が分からない。
それだけならまだしも、なぜかこれを支持する向きが、ファンを自称する向きにも多い。こんなバカープファンに支えられてカープが滅びていく姿を見るのは忍びないが、これが現実である。なんせ、「守り勝つ野球」を支持する人の口から、具体的な方法論を聞いたことがない。負けたら二言目には投手力の差が出たと言って倦まない。アホと違うかと思うが、アホも多数になると始末に困るのである。
おかしいよ。野球は点取りゲームなんだから、たくさん点取ってなんぽだろうに。9回までパーフェクトに投手が抑えても、取った点が0点なら勝てないのである。そんなこと、子どもにもわかる道理ではないか。さらに言うと、野球で楽しいのは断然攻撃である。見ていても楽しいし、やってる選手も楽しいはずだ。
だから、同じ野球をやるなら、打って打って打ちまくればよいのだ。そのほうがストレスが少ない。かのフランクリン・ローズウェルトが8対7の試合が一番面白い、といったとおり、取って取られてという試合は楽しいのである。一方で同じ1点差でもウノゼロなんてつまらないことこの上ない。
だから、今のカープの野球は、申し訳ないがはっきり言ってクッソつまらない。それでも勝つなら辛抱するが、実際はそうではない。それなのになお「守り勝つ野球」を掲げるファンは、脳みそに蛆でも湧いてるに違いない。
それを改善するにはどうしたらよいか。簡単である。オフェンスに貢献する選手を揃え、ディフェンス要員は最低限にすればよい。特に内野手。田中上本矢野羽月曽根で5枠なんて愚の骨頂だ。こんなもの、当局のお気に入りの処遇に過ぎない。即刻改めるべきである。
今日はまあこの程度にしておきたい。それにしても、なんでこんな簡単な道理の分からない人が多いのかねえ。
人気ブログランキング
広島東洋カープランキング
サンフレッチェ広島ランキング
にほんブログ村
にほんブログ村