今日は故あって少しの時間大阪を歩く機会を得たのだが、そうなるとやはり私としては梅田より難波に足が向いてしまう。もちろん、まず足が向くのはなんばパークス、大阪球場跡地である。このたび、はじめてなんばパークス9階にある南海ホークスメモリアルギャラリーに足を向けた。場所はわかりにくく、しかも展示内容はコンパクトというか、まあ墓碑銘のようなものではある。でも、やはり足と時間が止まった気がした。
そんなこんなで、今日はカープの試合を見ていない。もちろん文字列はチェックしていたのだが、その気力は薄れていた。決してホークス追憶モードに浸っていたからと言うわけではない。スターターを見て、こりゃ駄目だモードになってしまったからである。2番サード羽月なんて、何をどうひっくり返したらこんなアイデアが浮かぶのか、新井を小一時間問い詰めたい気に駆られる。まあそれでもアッと驚く大三元くらいのことがあるかもしれないと思ってはいただのが。
やらかしてくれた。その羽月が、打っては4打席連続三振、守っては痛恨の逆転タイムリーエラー。本当に、野球の神は正直極まりない。こんな手はないでということには、思い切ったダメ出しをしてくるではないか。それが分かったから、今日の試合は敗北という結果を咎め立てる気にはならない。まして選手の低調に見えたパフォーマンスに目くじらを立てる気にもならない。何か淡々と受け入れるしかないよねというのが偽らざる感想である。
と、いうわけで、今日はなにも書く気にもなれない。そうでない人はそれなりに、という昔のコマーシャルのようなことを書いても意味はあるまい。それすらも書けない在広プレスはやっぱり佐々木朗希はすごかったということに逃げようとしているようだが、文字列だけから見ると、そんなに手も出ないほどすごかったか？と思わずにはいられないのだ。
まあ、見ていない試合をグズグズ言うのはフェアじゃないし、たいして生産性のある議論にもなり得ないから、この程度でやめておく。佐々木朗希相手だからこそ、佐藤啓介の方を見てみたかったとだけ言っておこう。
問題は明日だ。相手先発はメルセデスだから、初見のピッチャーではない。もっとも、ジャイアンツ時代と持ち味が同じであるかの保証はない。よって、初見でないことのアドヴァンテージがあるかは、わからない。今年は左打者をよく抑えているので、左を喜んで並べるとどうなるかな。アドゥワは誠実なピッチングをしてくれると思うが、そろそろ疲れが出始める頃だからね。
現在は本降りの雨で、とうかさんの書き入れ時がお流れになってしまったけれども、明日は止むらしい。天からの雨は止んでも、私の心の中の雨が止まなけりゃ、なんとも辛い。
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