試合内容は昨日と径庭ないところだが、点がぽつぽつとはいえ入り続けていただけに、昨日ほどのいらいら感はなかった。ここまでその存在意義に疑問を呈してきた田中広輔がダメ押しホームランを打ったあとうとうとして、次気がついたときには玉村とデーヴィッドソンがお立ち台にいたくらいである。
そのくらい、今日の試合はカープの勝利に向かってスムーズに流れた。これでよいのである。それができたのは、やはり玉村の好投と、2試合連続のデーヴィッドソンのホームランがあったからこそである。昨日の玉村には魂が入っていたし、それを燃やし続ける勇気になったのはデーヴィッドソンの一発だったといえる。
と、いうわけで、さほど今日はいうこともない。敢えていうなら、このオーダーじゃまだまだ上位争いは苦しいぞというまでか。然るべきメンバーはいるはずなんだけど、それを鍛えない新井の器の小ささが浮き彫りになると言っていいかもしれない。
なので、昨日はそのまま爆睡していまい、今日は8月6日。ひと昔前なら岡山や倉敷マスカットで試合をしていた日だが、近年はスタジアムの場所が変わったということもあってか、ピースナイターという名目で市民球場で行われることとなっている。まあ、そんなお題目はどうでもいい。広島という代紋を背負っているのであったら、今日負けるということはあり得んだろう。
かつて弊ブログで書いたところであるが、私の母方の祖父は被爆者である。口の立つ人であったらしく、平和団体の集会の弁士などもしたようなのだが、その折に市民球場での野球観戦もしていたらしい。カープというチームは、そういう人たちの期待をも背負っていたのである。
だから、なおのこと今日負けるという選択肢はないはずだ。一抹の不安は、今日のカープの先発だが、なぜかジャイアンツ戦にだけは相性がいいので、その点にだけは期待したい。
今日は夏の選手権の開会日である。4年ぶりにフルヴァージョンの開会式となった。開会式というと入場行進の感動を打ち消す長いだけの訓示が興醒めだったのだが、今年は酷暑対策ということもあってか、ショートヴァージョンだったのが今風かもしれない。ただ、ABC中継のエンディングテーマを聞いた途端、一気に興醒めした。あれはいかん。西浦達雄さん以来紡がれてきた夏の感動が一気に冷めてしまう。このところのジャニタレのほうが、まだましだったと思う。
話が逸れた。ヒロシマ球界も、もっともっと暑い、酷暑に負けないサンサンサマータイムになってくれることを祈る。






コメントを残す