ひそびさ大晦日夜の年の終わりの御挨拶

坂田利夫師匠の訃報が全国に走った大晦日、当地は雨が降ったり病んだりだった。そんな2023年の最終日、別段なんのこともなく過ごした。17時からは「ももいろ歌合戦」、そして19時20分からは恒例の紅白歌合戦を見ながら年越しをしているところである。

しかし、紅白歌合戦、本当に何処へ行くのかという迷走ぶりである。紅白というのはとにかく対決色というのがレゾンデートルだったのだが、それをなくしたらただの音楽番組。大晦日の夜になる意味はない。しかも出てくるのが歌手という言葉を当てることも憚られる自称アーティストの群れ。その上に素人のカラオケ芸など見せられたりするから、がっかりである。これを書いている現在、「ももいろ歌合戦」を並行して見ているのだが、正直どちらがどうでも良くなってきた。クイーンはさすがだったけどね。

ところで、この2023年。カープもついては正直なところ全くもって残念な一年だったというほかない。2位になったと言ったって、普通にやったら優勝できただろうと思えるのである。これに関してはもう年内に散々書き尽くしたところであるので繰り返さない。もうずっと書いているところであるが、結局カープの構造的問題でしかない。そのうえに、それに対する危機感がある種のカープファンの中では共有できていないことが元凶としかいいようがない。むしろ、それを黙殺して自分たちだけ楽しければいいという立居振舞いになっているのが忌々しいのだ。

サンフレッチェについては、今日書いたところなので繰り返さないが、3位という結果を誇ってはいけないだろう。今年見せたパフォーマンスだったら、タイトルより残留争いのほうと親和性が強いとも言える。まずはフィニッシュワークの精度を高めて、得点力を上げてほしいところである。あとは何度も言うようだが、組織としてもっとライトなファンの取り込みを考えなければならない。でないと、せっかくの新スタジアム元年が悲惨なことにもなりかねない。

と、いうわけで、弊ブログは常に素朴な疑問を大事にして、おかしいと思ったものには何か裏があるのではないかという探究心を持ち続けていきたいと思う。大本営発表を速報で書いておしまいというくらいならサルにでも出来るし、そんなのは消えてなくなれと思っている。他の人はどうか分からないが、私の場合はとにかくひとりで細々と起案から構成から何から何までやらなければならない家内制手工業なのである。私の能力と筆力の限界からくる完成度の拙さは否めないのだが、それゆえに私にしか出来ないというものをもっと前面に押し出していきたいと思っている。

もちろん、弊ブログをご愛顧いただいている皆様のために、一寸の虫にも五分の魂とばかり,とにかくしつこく書き続けていきたいと思っている。来年の7月を過ぎると弊ブログも前体制から引き続き丸19年目を迎え、また2023年9月からリニューアルした現ブログにも、今日までで73万アクセスを刻んでいるのであって、まことに身の引き締まる思いである。これに甘えることなく、私自身も、単なる下手の長談義に堕することのないよう、森羅万象に対してアンテナを張り巡らせ、かつ一層の文章修業に励みたいと思う所存である。

相変わらず波乱に富んだ2023年も残すところあと2時間を切った。来るべき2024年が、皆様にとって、そして我らがサンフレッチェ広島と広島東洋カープにとって本当によい年となることを祈るばかりである。

皆様にとりましては、よき年を迎えられることを祈念いたしますともに、
この1年の御愛顧を感謝申し上げます。

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