野球に負けて勝負に勝った。

今日の試合を一言で表すと、きっとこうなるだろう。もし野球に採点競技の要素があったら、今日は完全に判定負けである。しかし、少なくとも結果は1-0で勝ったのである。まあ、楽天というチームの総力で圧倒されてたのではなく、早川の個人技に押されていただけだったのかもしれない。

しかし、延長10回裏は、もう負けてもいいから思いっきり散ってくれと思ってしまっていた。それほどまでにカープに点が入る要素がなかったからだが、まあ今日の投手陣はよく投げたとしか言えまい。きっと一部ファンはこれをもって「守り勝った勝利」と行って大喜びするのだろうが、冗談じゃない。こんな試合ばっかりやっていたら、秋口に投手陣がみんなすり切れてしまう。それに、エンターテインメントとして面白くない。それとも、なんかそういう野球を愛でれば格の高いファンだと思っているのだろうか。

それに呼応しているのかどうかは知らないが、新井という人、実はディフェンシヴに戦いたくてたまらないのではないだろうか。個々の采配については語らないが、結局最後の最後で、疑問手中の疑問手だった2番矢野が決勝点に絡むこととなったのである。その意味では、やはり新井は強運だと思う。あの場面、確かに矢野はよく打ったし、まあよく食らいついたと思うが、相手捕手である石原のセンスの悪さに救われた面もある。インサイド狙って強いストレートズドンといってたら、分からなかったと思う。

でも、私の目が曇っているのかつまらぬバイアスがかかっているのかは知らないが、新井は矢野のオフェンス力を高く評価しているらしい。私には分からない。件の11回表、二俣に代走羽月を出して秋山に送らせてから矢野に代打を出さないという采配は、ある意味狂気じみている。でも当たってしまう。でもそれで新井の野球はますますディフェンシヴになるという負のスパイラルに陥る未来しか見えない。

今日は早川が抜群に良かったし、そもそもこんな試合を余儀なくされることは年に何回かはあるから、しっかり勝てたことは評価してよい。しかし、こういう試合もできるということと、年がら年中こういう試合しかできないということとは、天と地の差なのである。残念ながら今のカープは後者だ。前述の通り、これでは投手陣がすり減請け合いだ。

だからこそ、本来今日のヒーローは二俣だ。得点には至らなかったが早川をよく攻略したし、宋家豪から打った根性ヒットもよかった。羽月もサインかどうかはともかくいいタイミングで走った。これこそ今の羽月に求められてる仕事だ。今年の羽月は凡ミスも多く、彼のせいで落とした試合も現に存在するが、今日は面目躍如だろう。

とりあえず明日だ。毎日簡単な勝ち方はできないとは思うが、毎日今日のような勝ち方だと苦行だ。まだノーガードの撃ち合いのほうか爽やかで良い。少なくともプロフェッショナルなんだから、成長のための痛みを見せられるのはよろしくない。

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コメント

“野球に負けて勝負に勝った。” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    言葉尻を捕らえるつもりはないが、「成長のための痛み」???
    管理人さんは「打ち勝つ野球」を標榜されてるよね。「打ち勝つ野球」というスローガンを守ることを前提に話を進めると・・・14日に出場したメンバーをピックアップすれば、まず、秋山・菊池・堂林・會澤のベテラン連中に「成長」の余地がある??????矢野・羽月・大盛が「成長の痛み」として、今我慢をし起用すれば突如スラッガーに変身するかねえ?坂倉や石原や宇草が将来的に30発打つ打者に「成長」する見込みがあるかねえ?

    残りの3名、末包・小園・二俣は、成長の余地はあると思うけれど、カープ唯一の大砲末包でさえ20発に届くかどうか微妙だし、小園は優秀な選手だがスラッガーではない。フル出場させたらどれだけ打ってくれるのか、期待を抱かせる選手は二俣だけやん。

    「打ち勝つ野球」をスローガンに掲げ、それに近づくためには、14日のメンバーじゃ全然足らんでしょ。田村・久保・内田・仲田・高木・林・佐藤。このスラッガー候補を1軍で積極的に起用し、芳しくない成績が続けば「成長のための痛み」と言って差し支えはないと思うけれど、劣化ベテランメンバーや非力メンズ、穴が多いことがバレているプレイヤーにどんな「成長」を期待しているのか、俺には理解不能や。

    今シーズンも、劣化ベテランメンバーを起用して勝っているのだから、来シーズンも居残る確率は高い。来シーズンも他チームの低レベルに乗じ、劣化ベテランと非力くんたちを中心に戦うことは目に見えている。

    現実は、「打ち勝つ野球」にはほど遠い。

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