天使:それにしてもすごい試合だったわよねえ、参入プレーオフ。双方の必死さが伝わってくるようだったじゃない。
悪魔:そりゃなんというてもやな、勝てば極楽負ければ地獄。それほどまでにJ2の闘いは過酷やからな。J1経験チームどころか、オリジナル10がJ1に上がれず沈没状態やしな。
天使:結局試合を決めたのは前半の一瞬の隙だったわよね。試合自体はロアッソさんが押してたようだったから、ほんとわからないものよね。それこそウタカさんがあれほど必死にディフェンスやってるの初めて見たかも。
悪魔:まあロアッソにとっては来年へ向けてのええ宿題になったやろ。それ以前に、今のメンバーが来年も揃えられるかという点もあるけどな。
天使:そういえば、サンフレッチェからリースしているイヨハ理ヘンリーくんがいたわよね。やっぱり帰ってくるのかしら。
悪魔:そうやな、J2でだいぶ経験も積んだしな、そろそろ復帰もあり得るかもしれん。確かに野上、荒木、ササショーのスリーバックは強力やけど、そろそろバックアップの強化も必要やないかな。まあない話ではない。
天使:もし来年ACLを戦えるとなったら、当然バックアッププレイヤーは必要だもんね。そう行かなかったとしても、カップ戦を勝ち進んだら過密日程になるのは目に見えてるわけだし。
悪魔:そうやな。まあ足立くんのお手並み拝見と行くか。まずはもうひとり、獲得したことにインパクトのある外国人がほしいな。
天使:外国人といえば、カープがデーヴィッドソンさんを獲得したじゃない。彼って大丈夫なのかしら。メジャーでは相当三振が多かったらしいじゃない。
悪魔:実績は十分なんやがその点がな。もっとも、中途半端なのを取って毒にも薬にもならんよりは、当たればホームランという選手が今のカープには必要やろう。
天使:でも一部カープファンに受けるかしらね。てゆーか、当たるのを待ってられるかしら。なんせ上本さんとか羽月くんのような選手をありがたがる節があるし。
悪魔:申し訳ないが、そんなファンには消えてもらわにゃいけまい。今のカープに必要なのは、パワーや。問答無用でスタンドにぶち込むことができるバッターやろ。
天使:そういえば、今日になって二俣くんが支配下登録されたわよね。楽しみなんだけど、ちょっと不安もあってね。
悪魔:あー、みなまでいうな。キャッチャーから野手に転向して大物打ちが期待できる選手を置いて、自分でよう育てきれなかった奨成を放出する布石やないかということやな。そんなことしたら、特級のアホや。
天使:それをいったら、今のカープファンってバカばっかりじゃない。挙げ句の果てにはタイガースの糸原さんとのトレード説まで流してね。ほんと、死ねばいいのに。
悪魔:あんたがいうな、あんたが。本当に今のカープファンを自称するものの堕落ぶりには管理人もあきれ果ててる。その道大ネタを打って問題作をものしてやろうとの企みがあるやに聞いてるで。
天使:それはやっぱり、年末かしらね。私たちが年末の御挨拶をした後くらいに。
悪魔:そうかもしれんな。まあ、わしらは前振りの狂言回しをしていくのかもな。
天使:早くやっちゃえばいいのにね。あー、それでも悪口言ったらおなか減ったわ。今夜は冷えそうよねえ。
悪魔:ひさびさに「かずさん」でも行こか。あそこのラーメンは低く見積もっても広島一や。(TENSHI and AKUMA will be back soon……)
新監督が以前公言した「カープは家族」。選手間もファンもくるめて「家族」だ、と。ファンのほうもその気でいる阿呆がいるけれど、本来「家族」ってそんなに気軽なもんとちゃいまっせ。たとえば25年前、神戸・須磨で発生した酒鬼薔薇A少年事件の「家族」は一生重い十字架を背負い、世間の厳しい視線に晒される。それでも父母兄弟はA少年の「家族」であることから免れられない。
それがだよ、異性の扱いが酷かったというだけの、奨成のごくプライベートな部分にまで首を突っ込み、一斉にバッシングを浴びせるカープファンって何やねん。「家族」愛はどこに行ったんや。「家族」が窮地に立たされている時こそ、寄り添うように静かに見守るのが本物のファンなんじゃないのか。言行不一致・ダブルスタンダードの典型やな。だから一貫性も信念もないカルト的カープファンは、他所の球団ファンから嫌われるんだよ!奨成も「家族」なら、どんなことがあっても最後まで守ってやれよ。それが出来ないなら、「カープは家族」というワードは二度と使うな。