スカウティングリポート;Matthew Glen Davidson

既に大本営発表でも報じられたとおり、カープはオークランド・アスレティックス傘下のAAAラスベガスに所属していたマシュー・グレーン・デーヴィドソン三塁手と大筋獲得合意に達している旨である。このところ新外国人の話題はスルーしていたのだが、ひさびさに書いてみようと思う。

デーヴィッドソン選手は1991年3月26日、カリフォルニア州生まれ。2009年のドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに指名されてプロとしてのキャリアをスタート。2013年にダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び、その後はメジャーとマイナーを行き来しつつもメジャー通算311試合に出場。.220、54本塁打の数字を残している。近年カープが獲得した選手の中ではトップクラスのメジャー実績である。AAA通算で見ると打率こそ.253だが163本塁打、497打点。今シーズンだけで見ると.310、32本塁打、66打点。まあ合格点だろう。

さらにスタッツを見ると(詳細はこちら)、確かに長打力はあるが、三振も多い。さらにいえば出塁率もあまり高くない。だからメジャーでのOPSは高くないが、今シーズンのAAAでは1.058だから評価してよいのではないか。だからある程度辛抱して実戦で使わなければいけないだろう。三塁守備は問題なさそうだが、近年ファーストや指名打者での出場が多くなっているのが気にはなる。

なお、投手もできて、メジャー通算6試合に登板している。ただし、通算投球回数が6回3分の1で、6試合すべてに交代完了を記録しているところをみると、大差がついたときに投げましたというくらいだろう。もっとも、できるなら日本でもやらせてみたら面白いかもしれぬ。

まあ、スタッツだけ見ると不安点もあるが、そもそも数字的にもバリバリのメジャーなど動くわけもないことを鑑みたら、面白い買い物であると思う。動画を見る限りでも、引っ張り専門の大振りバッターでもないようだし、フィットすれば化けるのではないか、といちおう期待はしたい。

一番の問題は、打てなくなったときにどうケアをするかだろう。正直、朝山や迎には期待できない。監督の出番かな、そのときには。

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