二日続けて些か古い歌を引っ張り出してきたようで恐縮だが、今日はまさにそんな気分である。もちろん今日の月も非常にきれいで、久しぶりの皆既月食も堪能させていただいたのだが、今日の流れとは関係ない。
さて、カープがドラフト五巡目で指名した河野佳投手である。社会人野球日本選手権大会の後のコメントから拒否するのではないかともの知らぬカープファンがざわつき、その中のあほうどもに至っては彼を中傷するような言辞も飛ばしていたのは周知の通りである。しかし結果は何のことはない、まだ確定ではないがあっさり入団前向きな姿勢を見せたと云うことで一件落着になりそうな模様である。
それではあのコメントは何だったんだといわれそうだが、まあ善解すれば正直すぎたんだろう。あのときに思ったままのことを言ってしまったというのが正しいのではないか。それに、もし拒否して会社に残るなどといったら、きっと会社に怒られただろう。あの栄養費ドラフト以来、入団拒否の裏には何かがあるとみられるのが落ちなのであって、天下の大阪ガスの沽券に関わる話だ。それほど今のドラフトで拒否をすることのハードルは高いのだ。
だからね、あんな憶測記事に踊らされるのが莫迦だっちゅうの。本当に一部カープファンの情報リテラシィの低さにはあきれるばかりである。だから中国新聞やスポーツ紙の広島版の垂れ流す大本営発表を無邪気に信じるんだな。
まあ私は在阪プレスの中で育ってきているから、いかにスポーツ新聞の言うことはいい加減かというのはよく分かっている。特に人事はそうだ。平気で嘘をつく、といって語弊があるなら憶測でものを言って倦まないのである。最近はそうでもないが、かつてのタイガース軍はオフになると「お家騒動」が定番だったし、そのときにいかに各スポーツ紙が立ち回っていたかを見ているから、今回の話もまた何か言ってらぁとしか思えなかったのである。
だからね、今回の動向に一喜一憂した向きは、本当に自分の頭の中のおミソが薄いと恥じたほうがいいよ。まして河野を叩いた向きは、本当にカープファン辞めちまえと言いたい。






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