だから云ったじゃないの。

二日続けて些か古い歌を引っ張り出してきたようで恐縮だが、今日はまさにそんな気分である。もちろん今日の月も非常にきれいで、久しぶりの皆既月食も堪能させていただいたのだが、今日の流れとは関係ない。

さて、カープがドラフト五巡目で指名した河野佳投手である。社会人野球日本選手権大会の後のコメントから拒否するのではないかともの知らぬカープファンがざわつき、その中のあほうどもに至っては彼を中傷するような言辞も飛ばしていたのは周知の通りである。しかし結果は何のことはない、まだ確定ではないがあっさり入団前向きな姿勢を見せたと云うことで一件落着になりそうな模様である。

それではあのコメントは何だったんだといわれそうだが、まあ善解すれば正直すぎたんだろう。あのときに思ったままのことを言ってしまったというのが正しいのではないか。それに、もし拒否して会社に残るなどといったら、きっと会社に怒られただろう。あの栄養費ドラフト以来、入団拒否の裏には何かがあるとみられるのが落ちなのであって、天下の大阪ガスの沽券に関わる話だ。それほど今のドラフトで拒否をすることのハードルは高いのだ。

だからね、あんな憶測記事に踊らされるのが莫迦だっちゅうの。本当に一部カープファンの情報リテラシィの低さにはあきれるばかりである。だから中国新聞やスポーツ紙の広島版の垂れ流す大本営発表を無邪気に信じるんだな。

まあ私は在阪プレスの中で育ってきているから、いかにスポーツ新聞の言うことはいい加減かというのはよく分かっている。特に人事はそうだ。平気で嘘をつく、といって語弊があるなら憶測でものを言って倦まないのである。最近はそうでもないが、かつてのタイガース軍はオフになると「お家騒動」が定番だったし、そのときにいかに各スポーツ紙が立ち回っていたかを見ているから、今回の話もまた何か言ってらぁとしか思えなかったのである。

だからね、今回の動向に一喜一憂した向きは、本当に自分の頭の中のおミソが薄いと恥じたほうがいいよ。まして河野を叩いた向きは、本当にカープファン辞めちまえと言いたい。

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1件のコメント

  1. 昨日の標題「月はとっても青いから」は、菅原都々子氏が歌ってますね。この曲の発売年は昭和30年。他戦後10年以内では昭和25年の「イヨマンテの夜」(伊藤久男)。昭和初期歌謡では「丘を越えて(S6年)、影を慕いて(S7年)」(藤山一郎)、「蘇州夜曲(S15年)」(渡辺はま子 )、 「誰か故郷を想わざる(S15年)」(霧島昇)。藤山一郎は現東京藝大卒だし、霧島昇は現東京音大卒で両人とも超本格派。今時、歌謡界に音大出身の歌手なんていないことを思えば、昭和初期歌謡界のほうが革命的だよ。
    上記の曲は、歌手を目指していた故父(現実は会社員 笑)が繰り返し歌っていた影響で覚えちゃったし、私自身も好きですね。日本らしい歌謡曲は、「月がとっても青いから」ぐらいまでじゃない?昭和40年代以降になると曲調が徐々に西洋風になり、平成以降のJポップなんてコード進行がモロ欧米もどきで全く興味ないなぁ。

    20年ほどチマチマとキャパが20~30人程度のパブライヴハウス、地元限定(会員プラスα)で150~300名ほどの小ホールで音楽活動を続けているけれど、演奏後に必ずアンケートをとる。そのアンケート結果と聴衆の年齢層等を見ながら、プランA~Gの7セット、ランダムと用意している(即興は必ず挟む)のだけど、昭和初期歌謡って、高齢者に限らずどの年齢層にも案外受けるんだよね。聴衆の半数以上が外国人だったら、ヘタにクラシックや欧米ポップスを演奏するより、昭和初期歌謡や仏教曲・雅楽をアレンジした楽曲のほうが喜んでもらえる。

    クドいようだけど、日本は文化も音楽も娯楽もGHQの洗脳政策で、ジワジワとつまらん米国化に染められ、日本古来からある良かった要素をすべてぶっ壊し、アイデンティティもプライドも失ってしまった。ワカモンの絶望感はそれが原因でしょ。そりゃ、日本人のくせに拠り所がディズニー、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンじゃー、行き詰まって思索に耽る時、絶望しかないでしょ。根無し草の行き着く先は虚無しかない。

    さて、ドラ5河野佳投手の決着は、まさに管理人さんが前に触れられた通りの結果で、ドンピシャですね。それはそれで良かったと思うのだけど、どうもナヨッとした人の良さそうなメンタルが気になるんだよなぁ。ここ数年のドラフトで入団したカープ投手陣は、極論を言えば森下と栗林以外はほぼ全滅でしょ。特にメンタルをやられイップスになった投手が、岡田、鈴木(退団)、山口(退団)、と3人もいる。消息不明の?昨年ドラ1黒原も、一時イップスの噂が広がっていたし。カープは「人柄」を最優先にしドラフトに臨んでいるようだが、人柄が良いというよりメンタルの弱さが目立つ。島内なんか、カープ以外に入団していてたら今頃エースでしょ。
    遠藤にしても玉村にしても小林にしても、デビュー年で最速を記録した後、年々スピードは落ちる一方。しかもスピードの落ち方が半端なく5~6キロも鈍れば通用しない。若手野手の停滞は投手以上にヒドい。一体全体、カープのコーチ陣は何やってんだぁ。

    金の卵を腐らせる技術は一流のようで、カープは選手の墓場になりつつある。

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