新井新監督のなすべきこと。

今日はアライさん、もとい新井新監督の就任記者会見があったようだが、これをなぞって記事書くくらいなら小学生にでもできるので、そんな筋では書かない。弊ブログはそのような安易な構成に与さず、他のカープファンブログと称するものと差別化を図ろうとするのが、まあ16年間書き続けた矜恃というものだ。まあそれはさておき。

正直言って、新井新監督も佐々岡くんの3年前と同じく、指揮官適性は未知数だし、ここに座った最大の理由が畢竟「人柄」に過ぎないこともまた同じである。だから、スタートラインに立っている時点では佐々岡くんと何の変わりもないのであって、このままではきっと同じ轍を踏む。そうならないためにはどうしたらよいかというのが最大の論点だろう。しかし、その処方箋は簡単だ。すなわち、佐々岡くんのやったことの全否定から始めなさい、ということだ。

とにかくカープファンやら在広プレスには頭が弱いのが多くて、佐々岡くんにもこんな功績がありますと言うことを盛んに持ち上げるが、全部噴飯物である。佐々岡王朝の治世に功はなく、罪ばかりなのだから、それを踏まえないと本当に明日はない。勘違いしてはいけないのは、佐々岡くんの指揮官としての適性がないこと自体は罪ではない。敢えて佐々岡くんの最大の罪状を挙げるならば、適性がないのに監督就任を受諾したこと、そのまま3年も居座ったことなのである。

だから、新井新監督のやるべきことは非常に簡単だ。佐々岡くんの目指したことの真逆をやればよいのである。「つなぐ野球」とか「守り勝つ野球」なんてくそ食らえだ。新井らしく打って打って打ちまくることを指向しなければならない。事実、あの三連覇を支えたものは実は得点力である。それを最後まで理解できなかったのが緒方孝市という人だったのが、カープがここまで苦しんだ最大の原因なのだ。だから、私は緒方くんを名将と認めない。結局チームを焦土にしたことに変わりはないのだ。

話がそれた。もうひとつ言うなら、コーチングスタッフの抜本的な改革が必要だろう。今のスタッフは、他球団で禄を食めないカスOBの集まりで、話にならない。佐々岡くんの罪状を罪一等減じるなら、参謀がろくなもんじゃなかったと言うことだろう。特に今年は。

それでも球団当局者やその意を受けた自称ファンはOBじゃなきゃ嫌だと言っているようだが、話にならない。今のカープに、いや新井新監督にもっとも必要なものは、カープの現状を客観的俯瞰的に見つめて、忖度抜きで選手に語れる首脳陣である。この条件があれば別にOBで固めてもかまわないのだ。

さあ、新井新監督のお手並みをしかと拝見したい。ほんとに、今が一番大事なときなんだよね。

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“新井新監督のなすべきこと。” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    前々からカープの望ましい新監督論を自分なりに展開しているけれど、現状、壊滅的なカープの惨状を見るに、新監督がオーナー容認のOBでは再建は厳しい。腐敗した日本人オーナーを忖度せずにあからさまに見下せる人種は、戦勝国のアングロサクソン系アメリカ人以外ないでしょ。敗戦しても自己の利益が上がれば良しとする戦後の闇市商人のようなオーナーに鉄槌を下すぐらいの胆力がある人種でないと。非常時はやはり、傍若無人に振る舞うぐらい強気のアングロサクソン系アメリカ人に限る。焼け野原になった緩いカープに劇薬を注入するような芸当は、非情かつ冷徹になれる人種にしか出来ないと思っていたので、新監督が新井に決まった時点で、カープファンに復帰するのは見送ることにした。例外として、中村奨成を正捕手に据えぐらいの胆力が新井にあれば再考するけどね(笑)。ま、今年と同様、第三者的立場で生ぬるく見つめていく感じかなぁ。

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