遅すぎた白星の不誠実――エトミデート疑獄の闇を隠す勝利と、松田元に群がる信者ファンの罪

スポーツ

疲弊した体で、断片的な文字列として確認したハマスタの逆転劇。しかし、そのカタルシス溢れる勝利こそが、今季のカープの慢性的な不誠実さを象徴しているようにしか思えない。何をいまさら誠実な仕事を装うのか。菊池涼介や末包昇大の活躍に漂う違和感と、エトミデート疑獄を「知らぬ存ぜぬ」でやり過ごそうとする球団当局の罪を冷徹に告発する。不祥事に目を瞑り喝采を送ることは野蛮ではないか。無知を免罪符にオーナーを礼讃する信者ファンの責任をも問う緊急批評コラム。

今朝は朝早くに関西に向けて出立し、久しぶりに大阪で娘と食事したあと、大阪の不動産屋を2軒回った。もちろん自分たちではなく、来春就職する娘のためだが、やはり疲れた。それでも、娘に対して世話が焼ける最後の機会かもしれないし、どうせならいい住環境で住まわせてやりたいから、かつての知識をフル動員して不動産屋と話をした次第である。

なので、気がついたら17時を大幅に過ぎていた。大相撲九月場所千秋楽結びの大一番には間に合ったが、それ以外は野球も相撲も文字列でしか見られなかった。大相撲は見逃し配信があるからいいとして、野球のほうは録画もしていないしそんな気も起きない。なので本当に文字列を断片的に見た範囲でのことしか書けない。まあその程度でよかろう。

何をいまさら誠実な仕事を装うのか——遅すぎた勝利が晒す不誠実さ

一言で感想を申し述べるならば、「何をいまさら誠実な仕事を装った野球をやっているのか」ということに尽きる。こうした勝ち方をするまでに、一体ハマスタで何回ヘボみたいな負け方を繰り返せば気が済むのか。遅い。あまりにも遅すぎるのだ。先制され、ひっくり返し、終盤に再逆転されたのを土壇場で追いつき追い越すというカタルシス溢れる展開。しかしそれも、今シーズンのカープがファンに見せつけ続けてきた不誠実さの象徴にしか思えない。

オフェンスで間違いなく殊勲にあげられるのは菊池涼介だろうが、彼もまたあの「文春砲」の報道以来、ずっと精彩を欠いていた。だからこそ今更ちょっとばかし打ってくれたところで、素直に称える気など起きないのだ。吹っ切れる何かがあったわけでもなかろうし、仮にあったとしても、プロとしての説明責任はどこへ行ったのか。さらに言えば、今回の「エトミデート疑獄」を引き起こす遠因や土壌を作ったのも、まさに君自身ではないのかという疑念すら拭えないのである。

ついでに言えば、8回表に同点タイムリーを打った末包昇大だ。確かに今年はシーズンインどころか春季キャンプの段階からずっと精彩を欠いていた。ファームでさえまともに打てそうな気配すらなかったのは紛れもない事実である。その不振の理由は、単に技術的な問題だけだったのだろうか。最後の最後に取ってつけたかのように一軍へ合流してきた背景にも、どうしても不穏な匂いが漂ってしまうのだ。

不祥事を隠蔽し続ける松田元の罪と、信者ファンの共犯関係

明日もまたハマスタでベイスターズ戦が行われる。予告先発は東克樹に対して工藤泰己。何の期待も持てない。ファームで圧倒的な結果を残し、満を持しての登板ではないからだ。ついでに触れておくならば、球団は會澤翼のコーチ兼任での現役続行と、堂林翔太の現役続行を発表した。もはや「シラケどり 飛んでゆく 南の空へ」の心境である。こんなベテラン勢を依然として戦力に数えざるを得ないほど、エトミデート疑獄に連座して動かせない選手がチーム内に多数存在するのだろうか。

目先の貧相な白星で不祥事の影を覆い隠すことなど到底できない。松田元という独裁者が球団を私物化し、ファンがそれに盲従し続ける限り、このクラブに健全な再生と未来が訪れることは絶対にないのだ。

目先の貧相な白星やベテランの現役続行といった取ってつけたような話題で、エトミデート疑獄の闇と経営陣の無能を誤魔化せると思うな。不祥事の真相を隠蔽し、チームを私物化して壊し続ける松田元という独裁者が居座る限り、このチームに健全な再生も、プロとしての未来も絶対に訪れない。「強いカープ」を取り戻すための戦いは、グラウンド上の勝敗を超えた、松田一族の独裁支配という桎梏を打ち破る構造改革のフェイズにある。愚眠をむさぼり一族に盲従する層を置き去りにしてでも、私たちは冷酷なまでの意志をもって、このチームの正常化を求め続けていかなければならない。

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