やはり鯛は頭から腐る。

おもひで

昨日は母校淳心学院の部活のOB会及び現顧問の姫路市芸術文化賞の受賞記念パーティーということで、久々に単独姫路行きを決行した。しかし、当初聞かされていたのよりも相当グレードの高いパーティーで、まったくの私服だった自分はドレスコード的にギリギリセーフという格好だったのが反省材料だ。どうせなら和装で行けばよかったと思う。大雨の中だったが。やはりしかるべき場にはドレスコード要確認という当たり前のことを飛ばしてはいけない。

やはりその場でも話題になったのは、母校の共学化である。どうも最近は武庫川女子大学の共学化という大ニュースもあったし、広島では比治山女子、進徳女子と続々と共学化に舵を切っている。それ以前だと男子校だった崇徳高校も共学化したところだ。まあ時代の流れかなくらいにしか気にかけていなかった。しかし、それではいけなかったように思う。理由は以下のとおり。

その学校が男子校、あるいは女子校であった、特に私学がそうである場合は、必ず理由があるのだ。それは各校のWEBサイトを見れば分かることではあるが、それを曲げるというのは相当の理由を必要とするのだ。たとえば、武庫女の場合は少子化に対応するため、ブランド力があるうちに共学化したいという思惑があったと聞く。武庫女の場合は、まだどうなるかは見えないが、比治山女子の場合は地域の生徒の受け入れ先としての要望もあったらしい。

しかし、我が母校にはそれが乏しい、というより見えない。種々情報を総合するに、進学実績が思わしくなく、それを共学化でパイを広げようということらしい。そんなうまくいくもんかという懐疑の意を述べる前に、我が校の進学実績の歴史に触れておきたい。これだけでも、ここまで書いたことが裏付けられるだろうから。

我々の時代は、優秀な生徒は東大、京大、難関大医学部を受験して当たり前だったのである。それなりに合格実績、特に現役の実績が強かった。関関同立なんて本命前の腕試し、というより滑り止め扱い。俗に産近甲龍と今言われているレベルは、何それっていう感じだったのである(OBの方がいたら申し訳ない。昔の高校生の感覚ということでお許しを。)。だからこそ、私などは自分は敗残兵であるという思いが強かったのである。その4年後に別の形でリベンジするまでは。

ところが、今はそうではない。そもそも東大・京大合格者がなかなか出ない。本当に、関関同立が合格者実績の多くを占めているらしい。要するに国公立に受かっていないらしいのだ。これは母校が看板を上げ続けるにはちと厳しい。だからなんとかして、ということらしい。私の在学当時の校長は我が校を「神学校」であって「進学校」ではないといっていたが、実はそれは確固たる実績があるから言えたことなのだろう。

で、ここまで衰退したのを手を拱いてみていたわけではないようである、いろいろと「改革」をやったようなのであるが、早い話がことごとく失敗していると言うことだ。それにはほっかむりで、あえて「共学化」という劇薬を処方しようとしているのだから、首をかしげざるを得ない。その前にやるべきことはあるでしょ、すなわち過去の批判的総括と将来へ向けての体制作りである。私学なんだからうまくいかねばトップが責任を取るのが筋と言えば言える。

しかし、ここでもおかしなことになっているようで、すなわち現校長が相当の独裁体制を敷いているらしい。無能の独裁者ほど怖い物はないというのは歴史に顕著である。しかも、(後輩曰く)まったく能のない教師がこれまで置かれていなかった「教頭」を名乗って威張っていると言うらしい(別に、というよりこれまでも「副校長」がいる。)。なんか、どこかの組織で聞いた話ではありませんか。赤い帽子の野球チームとか。

実はこの度のパーティーは、姫路市長まで出席しているという格の高さである。ならば、学校側だってまずは校長かそれに代わるべき人が出なければならないはずだが、校長はおろか教職員も数名を除いて出ていない。前顧問、要するに私の時代の顧問で学校1期生というレジェンドが出席しているのに、これはおかしい。よほど何かあると思うほかない。まあ分かりやすい。これもどこかでよく聞く話だ。

念のために言うと、私は共学化自体を排斥しようとは思っていない。しかし、今の学校の論点を解決するために適切な方法ですかということを言いたいのである。それに共学化と簡単に言っても解決すべきことは山ほどある。それをどうするつもりなのかがまったく見えてこないのが怖いのである。劇薬だけに、取扱いを間違えたらどうなるかは言うまでもあるまい。

まあ、標題に書いたとおり。鯛は頭から腐るとはよくいったものである。今の我が母校は、間違いなく頭から腐っている。そりゃ昔から悪いのはいた。あるいは学生運動の時代はそりゃ強烈だったらしい。しかし入ってくる生徒は、小学6年生で受験を経ているわけだからなんで通ったの?というのはそうそうはいないはずだし、昔も今もあまり変わらない、というより今の生徒の方がある意味優秀であるとも言えるのだ。我々の時代の知見からしたら比較にならないだけの知識があるわけだから。

あとは、それをそう育てるのかは、まさに学校側の問題である。しかし、これじゃあだめだ。間違いなく腐っている。このままでは、共学化に舵を切ったことが淳心学院の死亡証書になってしまいかねないと思う。へたをしたら私の命が尽きるまでに我が母校の命運も尽きるかもしれない。ただでさえ南海ホークスと大阪近鉄バファローズを心ならずも墓碑銘に刻んだのだ。これ以上は、御免蒙る。

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