What a glorious feelin’…

今日のカープについては、なんか言うだけ野暮かもしれない。だいたいカープが猛打を振るうときは二線級のピッチャーか半速球を気持ちよく打つだけの時が多いのだが、今日のようにそれなりのピッチャーを打ったのは珍しいかもしれない。昨日今井達也を攻略したのが自信になったかどうかは、わからない。

こんなもん後付け講釈かもしれないが、私は1回裏の攻撃が終わった時点である程度の結果は出せるなと思った。得点こそファビアンのホームランによるものだけだったが、アウトになった打球も全部よかったから。まあ2回裏の攻撃を攻めそ損ねたときはあらあらと思ったが、矢野のホームランで帳消しかもしれぬ。きっと武内夏暉をがっかりさせるには十分だっただろう。

今日のバッティングができれば、交流戦だろうがなんだろうが対応できるだろう。早いカウントからがつがつと振れていたし、その振りも強かった。こういう野球が見たいのである。もちろんまだまだ完全ではないが、方針としては間違っていないと思う。問題は次節のアウェイ6連戦で、指名打者制をどう使うかだ。

しかし、123イニングスもホームランが出なかったチームが、こうも簡単に1試合3本も打てるものかと思う。しかも打ったのがファビアンはともかくとして矢野と大盛というのが驚きだ。ただ、矢野も大盛も強く引っ張り込んでいい打球を打ったのがよい。もちろんこれにカープの変革を見るというにはまだ甘いかもしれない。これを単純に信ずるには、私は騙され続けて来ているのだ。

ところでサンフレッチェだが、よく勝ち抜けた。こちらはまさに死闘である。2-0から2-1になり、加藤陸次樹が退場になったときには、正直だめかと思った。よく粘って運をまたたぐり寄せた。そして最後はこのカード散々やられてきたウェリントンをチョン・ミンギが止めて終わったというのがまた良い。あわよくばこの流れが最後まで続いてほしいと思う。

水曜日には天皇杯2回戦が控えている。一応準ホームというべき福山通運ローズスタジアムだし、相手との力関係から言えばさあ何点取れるでしょうという試合になるはずだが、今日の試合の疲労がどれだけ取れるか、ターンオーヴァーをして入れ替えた選手がどう機能するかによって、結果は変わりうる。

ちなみに相手のBrew SAGAは地域リーグのチームなのでカテゴリィで言えば4つ下である。昨年大勝したFCバレイン下関と比べても、まだ実力的には下である。ただし、心してかからないと、「おこしやすの悲劇」の再来だってありうるし、かつては天皇杯の初戦にはぶざまなサッカーやった実例もあるだけに、要注意だ。

今週は広島は雨予報が続いているが、カープに関して言えばZOZOマリンスタジアムは天気が持ちそうだし、エスコンフィールドはもちろん試合ができる。したがって雨に歌うも濡れるもないが、サンフレッチェはまさに雨との戦いにもなる。でも必ず勝ってくれるだろう。