負けにいい負けも悪い負けもなく、ただある程度の負けは受け入れなければならないというだけである。しかし、今日の負けはまったく受け入れることができないし、内容的にも最低の部類に入る。早い話が、新井のせいだ。そして、新井がカープを壊した。
なんといっても、坂倉の懲罰交代は全く無意味だった。何のためにやったのかわからないが、序盤の失点の責任を取らせるのは筋違いもいいところだ。これは玉村の交代が遅れたベンチの責任だろう。そして、石原は攻守に何の役にも立たなかったし、むしろ悪化させたと言っていい。
そして7回表。ノーアウト1塁でランナー羽月。1点ビハインド。この状況で小園に送りバントなんて、絶対にあり得ない。ましてファビアンは安全牌なのに、相手が喜ぶだけだ。これで小園の頭の中で何かが切れてしまわなければよいかという気がする。
そもそも、二十数打席ノーヒットのバッターを4番に置くという新井のセンスを疑う。そろそろ出るだろうではないのだ。チームの状態が悪いときはインケツは使ってはならないというのは鉄則である。正直、素人目にも打てそうな気がしないのに、プロの相手からしたらおいしいカモだろう。
そんなチームが、まあ勝てるわけがない。今日は7点取った?それで負けること自体が問題であることを、善意のカープファンは分からないのだろうか。そして、何度も言うとおり、こういう負けが続くことがチームにとっての「転落の詩集」なのである。
しかし本当に、夢も希望もないチームに成り下がってものだ。戦術を知らない上に人遣いのイロハのイも知らない愚かな監督。そして現場に口出しをして混乱させる自称オーナー。それを無批判に讃美する善意のカープファン。全くもって、哀しいというか、その言葉すらも出ない。
何が哀しいかと言って、明日も試合がある。とてもじゃないが、勝てそうな気がしない。相手先発のランバートがどうとか、床田がどうとかいう問題ではない。この流れで勝てると思うほど、私は善意ではない。
これで唯一確実になったことは、坂倉と小園は移籍の意思を固めただろうということだ。それに森下と床田も続くだろう。残るのは、非力なチビと役立たずだけだ。やがて来るのは、草創期や「失われた二十余年」をも凌駕する大暗黒時代だ。
そうならないうちに、その原因は元から絶たなきゃダメなんだよね。なんのことはない。元を絶てばいいだけ、元を。






コメント
今頃になって、若手を使えというファンの声が大きくなっているが、手遅れなんだよ!
何回も言うように、とりあえず若手を試す第一弾は、開幕と同時にやらなければならない。本気で優勝を目指しているなら、後半戦が始まっている7月には、前半戦で試した若手が1軍で使えるか使えないか、篩にかける作業を完了させていて当然でしょ。
それでも来年に向けて若手を使っていかないと?何寝言を言ってるねん!シーズンが始まる前に、1軍強化指定の若手野手メンバーを決め、開幕と同時に一定数の打席を与えないと使えるのか使えないのか分からんでしょうが。第一弾で該当する若手がいなければ、5月上旬には第二弾の1軍強化指定メンバーを再考し、最低でも交流戦が始まる前に、そういう作業を済ませておくのが、組織として当然の使命。
もっと言えば、1シーズンだけやなく、とりあえず3年計画で若手をどう育成していくのか、明確なビジョンを具体的に打ち出さないと。行き当たりばったりで、シーズン途中から慌てて若手を使わなきゃーって、バイトやあるまいし。
どっちにしても、悪政悪行の腐った球団を根底からぶっ壊さないと、何も始まらない。