能登震災から始まりあまりにも多くのことが起こり過ぎた年の大晦日、当地は昨年と異なりそれなりの天気だった。そんな2024年の最終日、別段なんのこともなく過ごした。午後は「ももいろ歌合戦」を少し見て、19時20分からは恒例の紅白歌合戦を見ながら年越しをしているところである。
しかし、紅白歌合戦、すっかりただの音楽番組になってしまった。何でもかんでも対決は悪という最近の間違った観念が罷り通っているのだろうが。しかも出てくるのが歌手という言葉を当てることも憚られる自称アーティストの群れ。安物のフェスを見せられている趣だ。今年は「ももいろ歌合戦」が19時までなので並行してどうのという比較はできないが、なんとも興醒めである。まあ、嫌なら見なきゃ良いのだが。
ところで、この2024年。カープについてはどうしようもない1年だったとしかいえない。はっきり言って、なんで優勝できんかったかと思う。これに関してはもう年内に散々書き尽くしたところであるので繰り返さない。もうずっと書いているところであるが、結局カープの構造的問題でしかない。そのうえに、それに対する危機感がある種のカープファンの中では共有できていないことが元凶としかいいようがない。むしろ、それを黙殺して自分たちだけ楽しければいいという立居振舞いになっているのが忌々しいのだ。
サンフレッチェについては、今日書いたところなので繰り返さないが、2位という結果を誇ってはいけないだろう。プロはてっぺん取らなきゃ胸張っちゃいけないのだ。まずはフィニッシュワークの精度を高めて、勝ち切る得点力を上げてほしいところである。あとは何度も言うようだが、組織としてもっとライトなファンの取り込みを考えるべきだろう。幸いに今年はうまくいったようだが、新スタジアム特需とカープのだらしなさに助けられただけともいえるのだ。
本当に、ヒロシマ球界的には困難を極めた1年だったと言ってよいだろう。せっかくドラゴンフライズの日本一で始まり、日本一が続くかと思われたにもかかわらず、まさに”Curse of HAJIME”のせいで何処もかしこも崩されてしまった。それをいささかでも慰めてくれたのはレジーナのクラシエカップ連覇だろう。
と、いうわけで、弊ブログは常に素朴な疑問を大事にして、おかしいと思ったものには何か裏があるのではないかという探究心を持ち続けていきたいと思う。大本営発表を速報で書いておしまいというくらいならサルにでも出来るし、そんなのは消えてなくなれと思っている。他の人はどうか分からないが、私の場合はとにかくひとりで細々と起案から構成から何から何までやらなければならない家内制手工業なのである。私の能力と筆力の限界からくる完成度の拙さは否めないのだが、それゆえに私にしか出来ないというものをもっと前面に押し出していきたいと思っている。
もちろん、弊ブログをご愛顧いただいている皆様のために、一寸の虫にも五分の魂とばかり,とにかくしつこく書き続けていきたいと思っている。来年の7月を過ぎると弊ブログも前体制から引き続き丸20年目を迎え、また2022年9月からリニューアルした現ブログにも、今日までで115万アクセスを刻んだのであって、まことに身の引き締まる思いである。これに甘えることなく、私自身も、単なる下手の長談義に堕することのないよう、森羅万象に対してアンテナを張り巡らせ、かつ一層の文章修業に励みたいと思う所存である。
相変わらず波乱に富んだ2024年も残すところあと2時間と少しになった。来るべき2025年が、皆様にとって、そして我らがサンフレッチェ広島とレジーナ、広島東洋カープ、広島ドラゴンフライズに広島サンダーズにとって本当によい年となることを祈るばかりである。
皆様にとりましては、よき年を迎えられることを祈念いたしますともに、
この1年の御愛顧を感謝申し上げます。
コメント
良いお年を。
来年もよろしくお願いします。