窓を開ければ。

NHK大阪の制作する朝ドラ「ブギウギ」が人気を博していて、モデルとなった笠置シズ子が静かなブームとなっているらしい。それに加えて、これまた人気を博しているのが淡谷のり子なんだそうで、Apple Musicのラインアップにも笠置シズ子の全曲集と並んで淡谷のり子の全曲集も入っている。ここを先途と、私も両方iPodのライブラリに入れた。まあ、くだらない歌手もどきの曲を聴くよりは良いのかもしれない。

淡谷のり子といえば、若い世代には過去の人、少し世代が上るとものまね番組で厳しい言葉を吐いていた人というイメージしかないだろうが、元を正せば日本一のソプラノシンガーだった人である。世が世なら世界を股にかけて活躍されていただろう。その毒舌は主に流行歌手に向いていたが、本当は現代のクラシック界も苦々しく思っていたかもしれない。まあそれはさておき。

彼女を語るには、戦時中の時局との対決を抜きには出来ない。どの国のどの時代でもそうだが、頭が悪いのが権力握ったら途端に国は駄目になる。残念ながら戦時中はそうだった。その上に警察が威張ったりするから、ますますおかしくなるのである。頭の悪いやつの子分は、まれに責任逃れのために頭の悪いのを担ぐ小賢しいのを別とすれば、たいがい劣化版独裁者である。独裁が独裁を生み、その質はますます劣化していくのだ。

そう思うと、カープファン界隈なんて、まさにそれがぴったり当てはまる。松田元という男がトップに立ち、それを頂点にヒエラルキィができている。そして、下の者はみんなハジメの威をかさにかけて威張る。でもなんのことはない、さらに下のものに対して同じように振る舞う劣化型独裁者の集まりなのである。それが分からないはだかの王様ばっかりなのだろう。

だから、それからはみ出そうとする者、批判的な目で見るものを、徹底的に排斥しようとする。そのやり方はまさに特別高等警察的集団リンチだ。ただ、歴史が物語っているとおり、徹底的に戦い抜くものには勝てないのだ。それは所詮頭の悪い独裁者の威を借りた烏合の衆だからであって、独裁者が失脚したり倒されたりすると一緒になって壊れてしまうのである。

それを私は分かっているから、誰がなんといおうと絶対に自分を曲げない。まさに津軽のじょっぱりだった淡谷のり子ではないが、私だって今は亡き母や祖母に「喧嘩に負けたら勝つまで帰ってくるな」と言われて育っている。そして高校時代に「女弁護士」と言われていたらしい母の血を引いているから、少々のことでは曲げないよ。だからみんな陰でこそこそ言ってるんだろうけどね。

それに、最近のカープファン界隈の言論は残念ながら悲しいくらいに没落している。ハジメの意を汲んだ提灯持ち記事しか書けない元赤ヘル番記者当たりの情けない記事を読むたびに、筆を折れよ、バーカと言いたくなる。もちろんSNS上の言論なんて悲しい限りで、君たち眼科に行った方がいいんじゃない?と思うくらいだ。今日見た限りだと、西川龍馬の人的補償に吉田輝星をという話が上がっているようで、本当に涙がちょちょ切れる。こんな莫迦しかいないのが寂しい。

標題はもちろん淡谷のり子の「別れのブルース」の歌い出しだが、今窓を開けて見えるのは港か、それとも汚染された海か。いかに水清ければ魚棲まずと言ったとて、有害物質に汚染された水では、鯉は泳げない。

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