愛しさも憎しみもすべて抱きしめて。

昨夜発の夜行バスで、東京から広島に帰ってきた。昨日の記事はバスタ新宿での待ち時間中に書き上げたのであって、今の媒体にしてからはスマホからのアップロードもしやすくなったのがうれしいところである。それはさておき、やはり夜行バスでの睡眠はあまり深くないのだろうか、今日相撲中継を見るつもりが大爆睡をしてしまい、結局ほとんど見ることが出来なかった。もう若くないのだろうかね。

初日はTDLに行く妻子とバスタ新宿で分かれ単独行動だった。まず赤羽のホテルに荷物を預けた。この赤羽というのも東京居住時代のテリトリィのひとつで、昔なじみの店が残っていて懐かしかったのだが、ここは見るだけでスルーした。そしてまずは有楽町へ行って、ひさびさに銀座を歩いたのである。だいたい昔行った店はあったのだが、驚いたのは山野楽器本店がKDDIに一部母屋を貸して営業を縮小していたこと。綺羅星のごとくあふれんばかりのCDやDVDがあって楽しかったのだが、これも時代の流れなのだろうか。

そのほか、行ってみたかった「銀座もとじ 男の着物」にも接近遭遇したのだが、なんとなく入りづらくてスルーしてしまった。是非こんどは和装で東京を歩きたいと思っているのだが、その節は覗いてみたいと思っている。なかなか男の着物を扱っている店はないので、いつかは行ってみたいと思っているのだが。次回は日本橋三越もチェックしてみることとしよう。三越はなんといっても発祥は呉服屋だから、今でも和装には強いのだ(三越広島店にはないが)。

その後は、予定を変更して浅草の観音様に御挨拶をして、浅草でなんぞ昼をと思っていたのだが、これがまあものすごい人、人、人で、見るだけで酔ってしまいそうだった。浅草の甘味の名店「梅園」で豆かんと粟ぜんざいでもと思ったのだが、そんな気にもなれずにやめた。それに、「梅園」のテイクアウトは広島のデパートである東京物産展でも手に入るからね。

その日の午後からは、在京の仲間と、「鯉の応援スタジアム COISTA 赤坂店」でまったり呑んだ。広島でもなかなかないコンセプトの店で、真っ赤な気分になれるし、フードもうまい。在京の鯉党の方には先刻ご承知かもしれないが、そうでない方にも上京の折には行って損のない店だと思う。てゆーか、これだけ凝った店って、かえって広島にはないんだよね。あまりにも気分がよかったので、些か呑み過ぎた。日南の焼酎「日南発」が進んで、大分酔った。ホテルに帰ったあと、横になったら明け方まで煌々と電気を照らして眠り込んだくらいである。

その日の夜は、COISTAで予定していたWBC観戦イベントにも便乗させてもらった。ゲストに来ていた戸田隆矢と横山弘樹と写真にも収まり、サインもいただいた。特に戸田は新たな人生の門出の時期に当たるのだが、酔っ払っていて気の利いた言葉を書けることも出来なかったのが残念だ。

翌日は、渋谷から新大久保、さらに横浜まで足を伸ばした。ただ、どうせなら盛大に食べ歩きしたかったし、自分一人ならそうしたのだが、なかなか家族連れだと難しいところがある。加えて、娘はSNS映えがするものとかSNSで紹介されていたものに拘る傾向にある。だからこそつまらぬインフルエンサーが跋扈する余地があるのだろうと思うが、どうだろう。

正直、東京という街には余りいい思い出がないのは以前も書いたとおりである。しかし、やっぱり東京というのは遊びに行く街なのだろう。行ってみると、やはりもう一度行きたいと思うし、いけなかったところ、例えば下北沢とか経堂とか、秋葉原とか神保町とかにも再訪したい。下北沢など大幅に変わっているらしいが、どうなのだろう。

明日から、また下らぬ日常が始まる。オープン戦もバンテリンドームで2連戦がある。昨日の試合のような不誠実な内容は、御免蒙りたい。

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コメント

“愛しさも憎しみもすべて抱きしめて。” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    WBCが大盛況と言わんばかりに、ネットニュースにもWBC関連の記事で溢れている。日本中が~とか世界中が熱狂というような誇大表現は如何なものか。日本のプロ野球ファン率は人口比26%に過ぎない。SNS普及率の82%と比較すれば微々たるもの。

    3月から週末限定で地元少年サッカー(小学校)のコーチを引き受ける羽目になった。部員数も少ないけれど、指導できる大人はもっと少ない。親子ともスポーツに関心のない家庭が大半で、学童スポーツは風前の灯火である。少年サッカー部は有るだけマシで、野球部は30年前から存在すら無いのが実態だ。本格的にスポーツに取り組みたい子は、クラブチームジュニアに入会することで、よりいっそう小学校内のスポーツ活動は、沈滞ムードが漂っている。

    己が関心があるからといって、周囲も同様に盛り上がっているという思い上がりは、無関心の者にとって大迷惑である。肌感で述べると、女性の9割はプロ野球に関心はなく、大谷が何者なのか知らない人も5割強は居る。
    ポップスに関心がない人は、ビートルズもクイーンもマイケル・ジャクソンも知らない。サッカーに関心がない人は、マラドーナもメッシもロナウドも知らない。世の中そんなもんだよ。ニュースで大きく報じられるからといって、認知率が高いとは限らない。関心がない者は、それこそ既読スルーで記憶に残らない。

    取り分けレベルが低すぎるWBCのプールBで、日本が勝ったからといって、それがどうした?と軽く流せる人がいないことに驚きを禁じえない。
    人それぞれ興味も関心も異なる。にもかかわらず己の価値観を一方的に押し付け、声高に同調圧力をかけてくる輩には辟易する。

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