なんともお寒い試合なことで。

今日の広島、気温以上に空気が冷たかったのであるが、その中でも南区南蟹屋2丁目3番1号の冷え具合は格別だったようだ。スタジアムで野球やっていた選手は何考えていたか知らないが、こんな試合見せられたファンはいい面の皮だったと思う。まあ、スクワットして声を出せれば満足している向きにはどうでもよかったことだろうが。

試合内容を振り返ろうとしても、正直ろくに覚えていない。というより、あとから見て思い出せるようなトピックスがない。ひとつだけあるとしたら、1回裏、マクブルームのヒット性の当たりが、センターの捕り方が微妙だったため秋山がスタート切り損ねてフォースアウトになったくらいだろうか。もっとも、あれがなかったからと言って大量得点になったという保証はないが。

ひとことで言うと、完全にバファローズに遊ばれたということだろう。正直、バファローズのオフェンスの力はあんなものだから点を取られなかったことをポジティヴにとらえてはならない。むしろ、カープのオフェンスが山岡泰輔と山崎福也に軽くあしらわれたということを真摯に受け止めなければならないのだ。申し訳ないが、これだったら今年もカープ戦はボーナスステージだねとバファローズは思ってるよ。

ほんとにね、オフェンスは致命的に弱くて、ディフェンスもたいしたことないようなチームが、どうして優勝なんか出来るよ、まったく。何度も言うように「投手を中心にして守り勝つ」なんて幻想だからね。ディフェンス力というのはオフェンスの強いチームがさらに勝てるようになるためのお作法。それを勘違いしてはいけない。去年のバファローズのように150kmオーバーのストレートをコンスタントに投げられるピッチャーをリリーバーに揃えられればいいけど、今のカープに何人いる?

正直言って、その点を新井は理解できていないというほかない。勝ちたければオフェンスを前面に押し立てて火力でガツガツ戦わねばならないのだが、オープン戦で組んでるスターター見たら、ちっともものが分かっていないといわざるを得ない。今日だって、昨日の試合を踏まえれば、田村をスターターで起用しなきゃ嘘だろう。松山?代打でいい。しょせんレギュラーシーズンは代打でしか出番ないんだから。

一方でファームは、今日も勝った。中盤の集中打で5点。最後昂也と大道が井上広大に2本ホームランを打たれたのは反省材料だが、それでも点を取っていれば勝てるのだ。そして今日も活躍した中村貴浩。これはもう一軍で使わなければ嘘だろう。遅くとも、来週の千葉遠征には連れて行くべきだ。実力主義を標榜してるんだろ?

それともあれかい?結局「家族主義」なんであって、その内実は家父長制的ヒエラルキィの保護でしかないのかい?どうやらそんな気がするよね。とすると、新井に過度な期待はできないどころか、劣化型佐々岡である可能性が高いということにもなる。

明日もホームでバファローズ戦があるが、まあ期待するだけ野暮だろう。私は都合により全部見ることは出来ないのだが、ちっとも残念だと思わない。勝つ気あるんかというようなスターターでも組んでたら、文字列を追うことすらやめよう。多分そうなる可能性が高いかな。

繰り返すけどね、もはやバファローズになめられてるんだから。そのベースにはハジメに追い出されたスタッフの怨念が渦巻いてるんだからね。まあ、自業自得っちゃそうだけどね。

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“なんともお寒い試合なことで。” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    スポーツを含め業界で頂点に立つような人物は「努力」している感覚はなく「楽しく」難題に取り組んでいる。時の人でいえば、大谷翔平しかり三苫薫しかり藤井聡太しかり。取り組んでいる対象を、努力と感じる時点で負け。傍から見ると「努力」しているように映っても、本人は遊び感覚で楽しみながら快感を得て、最高の結果を出す。
    ライバル視するのは、力量が同レベルのケースで生じる事象であって、己が圧倒的に上位にいると感じている者には、ライバル視という概念はない。得てして頂点に立つ人は、必死にもがいている者を援護し、親身になって教えたりしている。

    果たしてカープの中で、ゾーンに入り完全に野球にのめり込んで楽しめている選手が居るだろうか?日々のトレーニングや練習に対し、「努力」の意識が強く苦しみしか感じられない選手はサッサと辞めればいい。

    もちろん、指導者の力量によって、良い結果を出せるようになる選手もいるかもしれない。でもプロ野球選手は個人事業主なので、基本ヘボしかいないNPBのコーチが言うことを100%聞く必要はない。イチローにしても大谷にしても村上にしても、頂点に立つ選手は、NPBのコーチの言うことはきかない。自分に合わないスタイルを押し付けてくるコーチの言うことを聞いて崩れても、ヘボコーチは責任をとらない。

    カープの若手投手陣を見ていると、森にしても遠藤にしても玉村にしても、デビュー年がピークで、年々パフォーマンスが落ちている。特にスピードの低下は顕著。若手打者も、木下にしても二俣にしても、だんだん長打率が落ちて、当て逃げ傾向が強くなっている。だいたい野間にしても大盛にしても、その他非力で小粒な選手たちは、2ストライクと追い込まれたら、反対方向に当て逃げするだけ。こんな低レベル軍団に高額なチケット代を払う値打ちはない。
    思うに、オフェンスもディフェンスも、無能コーチが型に嵌めようとして選手側も何も考えず、無能コーチの言いなりになっているだけなんじゃないか。

    会社員だってプロ野球選手だって、上司の言うことをきいて失敗しても、基本誰も責任はとらない。それなら、どうすれば最大の好成績を残せるか、自分の頭で考えるしかない。

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