新井は人の遣い方を知らない。

はっきり言って、ポストシーズンの試合には相応しからざる大凡戦だった。いかにも競り合いに見えたのは、実はタイガースのオフェンスもそんなに振れていなかったからなのであって、そうでなければ普通に負けていただろう。

昨日の試合でも指摘したが、明らかにオフェンスの選手には戦えていない選手がいる。いや、昨日ならその言い方で済んだが、今日はさしずめ戦えていた選手を探す方が難しいというべきだ。小園と投手陣だけだよ、気魄を感じたのは。その意味では、今日の内容はある意味昨日よりも酷い。

しかし、そんな状態を作ってしまったのもまた新井である。昨日の勝負手と信じて疑わないであろうファースト韮澤起用が、全て悪い方に作用しているのである。単に韮澤がミスをしたという以上に。もちろん韮澤は悪くない。単なる力不足というだけであって。

おそらく、これで一番しらけてしまったのは堂林だろう。代打松山を送られるのは想定内でも、明らかに力的に雲泥の差である韮澤に取って代わられるというのは、やっぱり新井も口だけで実は自分のことを信じていないということを示したも同然なのである。これでさあ今日は4番だと言われても、そりゃ頑張れまい。

もうひとつ、新井がクライマックスシリーズのキーパーソンとした末包。昨日の試合ではスターター起用されず、最後まで使われなかった。そして今日。さあ頑張れと言われてもそりゃないよと思うだろうし、打順も7番。しかも6番が上本。これで現時点での球団内での自分の序列を思い知ったことだろう。所詮このチームはどこいらの芸能事務所と同様、トップの寵愛を得ている順に処遇されるんだということを。

結果として、堂林は初回に痛恨の併殺打。末包は2回裏に痛恨の後逸。そしてチャンスに打てず。しかし、私には彼らを責められない。こんな使われ方をして、さあ全力で働けということ自体間違っていると思うのである。

世間的には新井というのは選手を纏めるのがうまいということになっているが、私は疑問だ。なんとなく自分の弟分、菊池がその典型だが、彼らとだけ一緒に盛り上がっているだけなんじゃないかという気がしてならない。そしてそこに割り込んできているのが、明らかにハジメのお気に入りと思しき面々である。それ以外の選手って、案外新井のことを冷めた目で見ているのかもしれない。そこに今年だけでも垣間見えた人遣いの下手さが加われば、チームが瓦解する危険性も無きにしもあらずではなかろうか。

今日の試合的にはもっと言いたいことはたくさんあるのだが、全て終わってから書くこととする。なに、きっと明日だ。

ひとつだけ言うと、大瀬良はたしかに良かった。こんなピッチングどうしてレギュラーシーズンにやってくれないんやと恨み言を言いたくなるくらいである。でも、これ以上褒めないよ。だってそれ相応の給料もらってるんだから。

ところで、また中村奨成が週刊文春のターゲットになったらしい。もちろん褒められたことではないが、別に犯罪犯した訳ではないし、どうってことはない。ここぞとばかりにクビにしろとかトレードに出せとか息巻いてる向きは、中村奨成と同じくらい頭が弱いと思った方がいい。

それに、報道を見た限りによると、中村奨成と件の浮気相手の夫との間では、和解契約がされていて、そこには口外禁止条項があるらしい。ならば、なんで文春に漏れるのか。なぜ報道が出来るのかということを考えると、相手の男も実は市民社会の法を守れない輩であるという結論になる。このくらいわからないようではいけない。要するに、どっちもどっちということだ。

それにね、奨成なんかかわいいもんだよ。はっきり言ってね、もっとスキャンダラスな話になりかねない噂も、たくさん聞いてるけどね。

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