1回裏の小園の同点ホームランの頃まではまだ感情移入もできたのだが、終盤になるにつれてしらけ鳥が南の空に飛んでいくのを感じた。確かに中盤に勝ち越し、終盤の展開は手に汗握るものだったのだろうが、それで勝ったからなにか?としか思えない。要するに、標題の言葉に収斂するのである。
何が原因かと言って、とにかく大瀬良に尽きる。ほんと、一体何を考えて8月6日から今日まで時を過ごしてきたのかと思う。申し訳ないが、こんなんじゃローテーションを食わせる訳にはいかない。遠藤や玉村が二軍に行ったんだったら、大瀬良も明日からしばらく、いや当分の間二軍でないとおかしい。というより、しばらく顔も見たくない。
打順もおかしい。5番上本で以下坂倉、デーヴィッドソン、堂林と並べることの正当性を見出し得ない。こんなの上本を処遇するだけの措置じゃないか。そもそも上本をクリーンアップに任ずるだけの力は彼にない。要するにミスキャスト。というより、こんなもん喜んでるのはバカープファンだけなんだよ。
ダメ押しで言えば、4回裏の二死一三塁のチャンス、大瀬良への代打が田中広輔。ほんとうにがっかりした。ひょっとしたら最後のチャンスだったのかもしれないのだ。ここは松山一択だっただろう。要するに、オフェンス軽視の姿勢がぷんぷんとするのである。田中を見て喜ぶバカープファン向きなのかもしれないが。
ことほどさように、勝った勝ったバンザイバンザイですますだけなら、些か頭が弱いといわざるを得ない。やった野球は、どちらかといえばでたらめに近いのである。それではなんで勝てたかというと、タイガースに若干の気の緩みがあったこともあげられるが、やはり効果的な長打様々なのである。それでもまだ、バカープファンは長打の有効性を否定するのだろうか。
しかし、遅かった。もっと真剣に野球に取り組んでいれば、こんなことにはならなかっただろう。新井のやっている野球がほんとうに天に唾するようなものだからこそなんだろうけれど、やりきれない。
それでも野球は続く。相手チームは、大連勝をする一方で大連敗をしがちなチームである。その呼び水になるためには、明日明後日必勝である。そうすれば、まあ1割くらいは取り戻せるかもしれない。






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