昨日の無様極まりない敗戦を受けて、指揮官がどう動くかと思って生暖かく見ていたのだが、想定の斜め上を行く言動を見せている。どうやら相当ショックが脳神経を揺り動かしているらしい。それを丁寧に解析したら、やはりすべて標題の言葉に収斂するのである。
まずは今日の公示。遠藤を抹消した。これはなかなか示唆的だ。普通に考えたらあのピッチングを見せたピッチャーを即抹消なんてありえない。先日の玉村抹消もそうだが、これは前任者でも頭が及ばないような愚策である。いや、前任者は少なくともピッチャーのプライドだけは守っていたようだから、新井ならではといっていいのかもしれない。
これがなにを意味するか。「全員が戦力」と言っていた新井の言がすべて真っ赤な嘘だということにほかならない。正解は、厳然とした選手間ヒエラルキィがあって、その上から順番に処遇されるということである。だから、前回あれだけ無様なピッチングをした大瀬良がいきなり明日の試合の先発が確約されたりするのである。
なぜこんなことが起こるか。ひとことでいうとハジメの寵愛の濃淡だろう。ドラフトの順番はこの際関係あるまい。関係あるとしたらいろいろ説明できないことが多い。むしろ彼奴が箸の上げ下げまで介入しないと気が済まない独裁者であることに鑑みれば、説明が容易いのである。
そして、オフェンスの強化にまるで手を入れないことも説明が簡単になる。今新井がやっている超ディフェンシヴ野球、火力の否定ともいうべき野球こそ、ハジメの目指す野球であると考えたらよいのだ。なぜそう言えるかって?首脳陣やバカープファンが呪文のように唱える「守り勝つ野球」、カープの伝統のように考える向きが多いが、誤りである。これを言い出したのはおそらくは三村さんの時代からで、以後引き継がれていくのだが、これは、ハジメが実権を掌握した時期と符合するのだ。事実、古葉さんはそんな世迷言をひとことも言っていない。そもそも古葉さんは一貫して攻撃野球志向だったから当然であるが。
そう思うと、新井がこれまで言ってきたことが全部嘘だということになる。まあ、「家族」などという一見「良性」の概念が持ち出されたときはその議論の正当性を疑ってかかったほうがよい、というのは我が恩師の一人から教わったことなのだが、本件についてもそれが妥当すると言ってよいのではあるまいか。
ところで、昨日の敗北を受けての新井の言がWEBニュースなどで出回っているが、これを見て納得するファンがいるとでも思っているのかというほど酷い。あれはもう指揮官失格ものである。真っ当なファンを莫迦にしてんのかと思うが、これも彼が論理一貫したことを言っていると思うからそう感じるだけだ。全てはハジメの思し召しのとおりと思えば、辻褄が合うのだ。だいいち、あの言は下駄の雪のようなバカープファンが名宛人であるのだから。
いや、我ながらここまで書いていいのかな。野間や大瀬良を悪し様に言ったときのように、きっと白痴くんが取り付いてかるかもね。まあ彼奴等はまったく文章を読まずに脊髄反射で書いているのは見え見えだから、痛くも痒くもないけどね。というより、彼らは国語ができるのかね。






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