昨日の4番上本というのは、突っ込みどころが多いというのは当局側も理解していたのだろう。今朝の大本営発表は、いかにこれが素晴らしい作戦であるかという讃美で溢れていた。しかし、私から見たら、いかなる言辞を弄しようとも正当化できない。もし正当化するなら、追い詰められてこれしかおませんねんと開き直るときだけだが、客観的に見てそうではない。
正直なところ、これはもう自称策士策に溺れるの類なのだが、これが失敗しないから恐ろしい。それだけチームが有卦に入っているのだろうけれども、本当ならそういうときこそ百年の計を踏まえた作戦をとってほしいところである。
而して今日も4番は上本だったが、さしたる効果はなかった。だいたい打球がろくに外野の頭を越さない、バット投げだけ一丁前のバッターをチームの打線の要と仰ぐことに、ほかのバッターはなにも感じるところないのだろうか。ないとしたら、あまりにも情けないにもほどがある。
今日の試合でそれが感じられたのは正直小園だけだ。今日の1回に見せた生き生きとしたプレイは今日の白眉だと思う。いや、この2試合で見せた小園のパフォーマンスの質の高さが感じられないようなら、目の玉かっぽじって味噌汁で洗えばいい。
感じられないんだろうな。きっと当の新井も。正直途中でサードに回すなんてありえない。よほど矢野を使えという圧力でもかかってるのだろうか。その矢野、売り物のはずの守りでやらかしていたら世話はない。タイムリーヒット打ったって?あんな甘い変化球打てなきゃ明日から二軍だよ。
そういえば昨日は大盛が守りでやらかして試合後に赤松のお説教を受けていたようだが、自分は絶対に守りでやらかしてはならないということを理解していないのだとしたら残念だとしか言えない。彼だけではなく、今の若いのにはそういうのが多いような気がする。
それでも勝ったのだから、本来なにもいうことはない。でも、こんな幸運はそうそう続くまい。だからこそ、こういうときには論理的に正当な作戦をとってほしい気がする。新井はともかく、藤井はそのくらいのものがわかると思っているのだが。
まあ、好きにやればいいさ。いくら新井が莫迦でも4番上本で押しまくることはないだろうと信じる。週明けにでも、マクブルームを上げてくるのではないかと思う。いや、そうでもしないと、次の相手は打撃が強いよ。次の次はアウェイの首位攻防戦だよ。恥ずかしくない野球やろうよね。






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