といっても、球団の育成論に首を突っ込むわけではない。先日の話の続き、育成は育成でも作物を育てる話である。その方法論についてもまさに百人百様なのであるようで、まあいろいろな方法が流行ったり廃れたりしているようだ。
一時流行った農法のひとつに、永田農法というのがある。一種の自然農法ではあるが、液肥を使うところで有機農法とは異なる。なんといっても取れる作物の味がよいというので評判になり、実は私も首を突っ込みかけたのだが、結局スターダムにはなれなかった。要するに、手間はかからないという割に初期投資が結構かかることが理由で商業ベースに乗せられなかったのだ。このたびも私はそれには与さない。
とはいえ、余り手間暇はかけられないし、一方でできるだけ農薬は使わず、そして設備投資は最小限にしたいという思いもある。考えた挙げ句行き着いたのが、準自然農法とでも言う方法論である。有機栽培はしない代わりに無農薬には拘り、後は自然に任せることにした。もちろん、適当に水はやらないとプランターの場合一発で枯れてしまうが。
そして、初期投資を抑えるため、百均で売っている園芸資材を活用することとした。ホームセンターで売っている資材は、結局量が多すぎるのである。今は便利なもので、ダイソーやキャン・ドゥに行けばかなりのものが揃う。実際、化成肥料や石灰、木酢液(これは無農薬農法には欠かせない)、種蒔きポット、種蒔き用土は百均で手に入れたし、土壌改良用土や油かす、鉢底石や赤玉土、鹿沼土も手に入る。小規模園芸の味方といっていい。
百均で買わなかったものと言えば、種子のほかには、園芸用土と液肥くらいだろう。前者はさすがに百均では割高になり、後者は私が見た範囲では扱っていなかった。まあ土はホームセンターで200円くらいで売っているし、後者もある程度量があって1000円くらい。だから、そんなに高い買い物ではない。このたび購入したのは住友化学園芸の「ベジフル液肥」で、Amazonで800ml753円だった。
これでいいかと思ったのだが、あと一押し、自然農法を徹底する意味で、株式会社フローラのHB-101を導入することとした。幸いに、量は少ないが1000円のお試し版もある。うまくいけば、たくさん買えばいい話である。
さて、これだけの初期投資で、どれだけのリターンが得られるか。あとはまあ、自分の頑張り次第なんだろうな。






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