昨日も日本シリーズの中継を見ていたのだが、あまりにも眠たい試合で挙げ句本当に眠くなってしまった。よってなにもせずに眠りに落ちた。今日は今日で、非常に下らぬ理由で仕事が遅くなり、帰りに外食や外飲みをする気力も沸かず、スーパーで半額になった特上寿司を買い込み家飲みで気勢を上げた。いちおう日本シリーズは見ていたけれども、ほらみろ、こんな野球をやるからオリックスは負けるんやとばかりに冷ややかな目で見ていたのだが。
結論が変わったのは、オリックスが信じる野球をやったからではない。スワローズに肝心なところでミスが出たのと、吉田正尚に美しいホームランが出たからに他ならない。なんのことはない、長打力は正義、火力は正義という当たり前のことを証明しただけだ。だいいち6回裏、先頭の太田に二塁打が出て、さあ好調の紅林というところで送りバントをさせたところで、バカバカバーカ、なにがナカジマジックなもんかと思ったくらいであって、事実それでこの試合はフィックスするはずだったのだ。もっとも、それがいとも簡単にひっくり返るから野球は怖いのだが。
本当に今のオリックス、水本がヘッド、梵が打撃コーチということもあるだろうし、それよりなによりある種の頭の弱いカルト的カープファンにとってはまさしく王道楽土のような野球をやっているように見えるのだが、それだから肝心なところで勝てないのである。パシフィックを勝ち抜けたのは、ほかのチームが過渡期で爆発的な攻撃力を持っていないからというのが正しいと思う。だから、大砲1門の小粒ちゃん打線でも勝てるのだ。だから正直スワローズのような野球をやられると分が悪い。対戦成績では追いついたが、まだ六四か七三でオリックスは分が悪いだろう。
こうみえてもいちおうオリックスは愛した球団の後継的立場にあるから、私はこのシリーズ勝ち抜いてほしいと思うのだが、いかんせんこの野球会社はやることなすこと筋が悪いし、そもそもオーナーが腹に一物持っている唾棄すべき輩だから、どうにも感情移入がしづらい。それに、もし日本一になったら唯一の大砲を売りに出すというからなおのことである。アホかといわざるを得ない。そうなると、今年のカープがやったような自称「つなぐ野球」でもやるのだろうか。そうなったら本当に1年で最下位になるよ。
まあ、ラルフ・ブライアントがあるところで言ったようだが、しょせんオリックスはバファローズを僭称しているだけで「近鉄バファローズ」とは別物なんだろうな。それどころか、栄光の阪急ブレーブスとも別物なんだろう。そう思うと、秋風が身にしみるごとく寂しい。
ところで、今週の週刊文春で中村奨成のスキャンダルが載るところとなり、一部カープファンはやいのやいの言ってるようだが、弊ブログではスルーする。記事が本当ならやったことは下種の極みだと思うが、別に刑事法に触れたわけではないし(民事上の責任如何とは別物。これが理解できない向きからの御批判は無用)、正直私はこんなのよりもっと筋の悪い話に接しているから、それがどうしたとしか思えない。まあ、奨成には悔しかったらグラウンドで結果を出して黙らせろと言うのみだ。






コメントを残す