今度こそ、「次」はない。

まさかドラゴンズの選手が弊ブログを見ているとは思わないが、ドラゴンズが望外に頑張ってジャイアンツに連勝した。おかげで、ジャイアンツとカープ及びタイガースの差が0.5まで縮まり、しかもジャイアンツまでクリンチナンバーが消滅した。要するに、ガツガツと勝ちさえすれば何かが起こる領域に入ったのである。本当に、佐々岡は悪運だけは強い。

鍵を握るのは、奇しくもスワローズとベイスターズであり、挙げ句優勝がいつ決まるかということさえ問題になってくることとなった。いや、ここでドラゴンズのCSの可能性も算段しなければいけないのである。もちろん残り試合全勝かつほか3チーム全敗が条件ではあるのだが。既にCS勝ち抜けを決めている2チームの腹ひとつで3位が決められるという構造は、本来あまりよろしくないし、無気力試合の温床にさえなるのだが。

それはさておき、カープは勝たねばならないことには変わりがない。しかし、それができるだろうか。なんせ意地でも勝たなければならない試合にあんな采配をするのである。本当に佐々岡の盆暗ぶりには反吐が出そうなのだが、どうせまた野間とか上本とか松山とか會澤とか大舞台では使えないのがメンバーを賑わすに決まっている。それでスワローズに勝てなかったから今の順位にいるんだろうと思う。

しかし、ファームに塩漬けにされた選手のモチベイションも上がっていないようだ。週末のタマスタでの3連戦は悲惨極まりない結果となった。そりゃそうだろう。ピッチャーは佐々岡によって使い潰されるし、今必要な火力のある選手も使ってもらう目処が立たなきゃやる気も出ないというものである。本当に佐々岡の罪は重い。

話は変わるが、今日はサンフレッチェはヤマザキルヴァンカップ準決勝セカンドレグをホームで戦い、引き分けで勝ち抜けを決めた。とにかく負けさえしなければ、負けても0-1か1-2ならOKというところ、序盤劣勢に立ったが徐々に落ち着きを取り戻してスコアレスドローに持ち込んだ。暴利をむさぼるDAZNに腹を立てて解約したため、地上波かBS、CS放映の試合しか見られないのだが、とにかくサンフレッチェ、昨年とチームが変わったようである。

サンフレッチェは選手は昨年と大きく変わっていない、敢えて言うならナッシム・ベン・カリファとピエロス・ソティリウが加入したくらいだが、それ以上のインプレッションがあるといっていい。と、なると、それを巻き起こしたのはやはりスキッベ監督といっていいだろう。申し訳ないが城福浩という人は監督としてはJ2かJ1を落ちないレベルの人といっていい。だからこの組織はサンフレッチェをどうしたいのかとずっと言い続けてきたのだが、ようやく証明されたかと思う。

だから、カープにとってもまた同じである。勝たせたいなら、それ相応の腕のある監督を呼ばねばならない。今のカープ、選手層的にはぎりぎりセントラル6球団とは劣っていないと思うから、本当に今の盆暗首脳陣を一層すれば、まだ戦えると欲目ではあるが見ている。しかし、これ以上延ばせば、選手が枯渇してしまう。

だから、ほんとうにもう次はない。ジャイアンツが連敗してくれた今のチャンスを逃したらもうAクラスは無理だし、佐々岡の斬り時を間違うと、暗黒の二十余年が待っている。

いや、今の球団当局者は、明らかにカープが落ちぶれることを臨んでいるのだ。それはカープが勝てなくても弱くてもボロボロになっても貢ぎ続ける信者を増殖させるというカルト的構造を作ったからである。それを打破しなきゃ、明日はない。いや、今壊さないと、本当にもう「次」はないだろう。

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コメント

“今度こそ、「次」はない。” への2件のフィードバック

  1. はちこのアバター
    はちこ

    初めまして、
    関西在住のカープファンです。
    私もそう思います。首脳陣は
    カープがつよくなることを望んでいない。
    選手の年俸が高騰するから。

    1. pridegreenのアバター

      こんばんは。コメントありがとうございます。
      まったくもって今の組織は勝利を追求していません。なのに誰も不満の声を上げないのがおかしなことではありますよね。

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