冬至からようやくひと月が経つか経たないかなので、まだまだ夕暮れは早いのだが、それでも夕方は明るくなったし、暗くなっても西の空が少しずつ明るくなってきた。季節はこれから本格的な冬なのであって、来週には大寒波が来るようなのだが、寒い中にも少しずつ春が近づいてきているのかもしれない。
ところで、私も気がついたら知命の歳を過ぎたので、世話になった人の訃報に接してもおかしくないのだが、このたび大学時代に世話になった先生の訃報に接した。しかし、その接し方が些かまずかった。いちおう毎年賀状を書いていて、今年も書いたのだが、返事が来たり来なかったりだったのは別に気にしていなかった。しかし、このたび奥様からの返事をいただき、作秋に旅立たれたことを知ったのである。これは気まずい、というより、とんでもない非礼だ。
もちろん知らなかったことだからやむを得ない面もあるのだが、やはり気が咎めるので、お詫びかたがた一筆認めることとしている。慌てて書いても軽いものとなってしまうので、改めて思い返してそれなりのものを書くつもりでいるが、思い出というのはそれなりに美化されるものというのを差し引いても、やっぱりもう少しお話を聞きたかったなと思う次第なのである。
まあ、大学で世話になった先生は軒並み七十代以上だから、まあこんなこともあるだろう。しかし、やはり訃報というのは聞きたくないものだ。もちろんこのたびは天寿を全うされてのもののようなのが救いなのだが、過去が遠くなったことと残された生が短いであろうことを思い差知らされるのである。自分ではもっと長生きするつもりなのだが。
先生に教わったことのひとつは、学び続けることの大切さだ。まだ私などしょせん50過ぎなのだから、もっともっと学ばなければならない。我が社にも仕事しか趣味のないような人がたくさんいて、こんなのは定年になったらさぞや辛かろうと思うが、私などやりたいことが多すぎて仕事をしている暇がないくらいだ。そして八十過ぎたらどこかの大学に学士入学しようかな。本腰入れて哲学とかやってみたいんだよね。
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