やっぱ「ゼロ打ち」やねん。

サッカー

今日は、訳あって午後4時頃までバタバタしたり気を詰めたりしていたので、本当に疲れた。残念ながら地上波中継もあったサンフレッチェとレッドダイヤモンズの試合も全く見ることができなかった。試合内容は素晴らしかったとのことで何よりである。もう3位以下が決まったところであるが、可能な限り上の順位を目指してほしい。

その一方で、全く盛り上がりのかけらもなかった広島県知事選の投票日でもあった。投票に行けたのは19時30分頃なのであって、よっぽど棄権しようかと思ったが、私は選挙権というのは公民としての責務であるとも思っているから、涙をのんで妥協の一票を投じた。三十数分後に紙くずになることを承知で。

而して、紙くずとなった。いうまでもなく「ゼロ打ち」で終わりである。最初からこうなることは分かっていたのだが、なったらなったで腹立たしい。仮にも政令指定都市を抱える県の知事選が全く選挙戦にもならないのである。結果がどうなるかは知ったことではないが、選択の余地もないというのは些か寂しい。

その理由について考察してみたいし、よそ者だからこそ見えるところもあるのだが、いかんせん今日は疲れ果てているので書く気になれない。一言でいえと予想以上に深い闇があると言えばいいのか。新知事となるべき人は湯崎英彦からの禅譲を受けてのものらしいが、単なる湯崎イズムの垂れ流しなのか批判的に継承するのかをみるべきだろうと思う。

ひとつだけ言うなら、今回の選挙、在広プレス丸抱えの選挙戦だった。湯崎県政に対する批判は何もなし。パンゲア疑惑なんて他の県なら大ごとになってたに違いないが、広島では完全に葬り去られた。湯崎が王のごとく振る舞えたのはきっと何かあるのだろうということをまざまざと思い知らされたのである。

広島県に突きつけられている課題は明白だ。特に若い層での転出超過である。これについて語るとこれまた長くなるのだが、ひと言で言うと、街に魅力がない。広島に残ろうという気が起こらないのではないか。それと、優秀な人材が帰ってこない。当たり前だ。優秀な人材を受け入れる土壌がないし、そうまで言わなくても首都圏や関西圏に一度根を下ろした若者にとって、帰りたい街ではないだろう。

流れ者の私に言わせれば、広島は都市規模だけなら生まれ育った赤穂市など比較にならないくらい大きいのだが、特に大学時代、実家に帰省したら戻るのが辛かった。都市規模だけで測れないものがある、言い換えれば何かが広島には足らないのである。その何かを正確に言うことは難しい。そしてその足らなさは、今もある。

正直に言うと、私は広島からの脱出を真剣に考えている。もちろん生まれ育った兵庫県や縁のある京都府にも問題は山積なのだが、そこには広島に足らないものがあると言っていい。そして、かつて書いたが、広島市民・県民であることはカープファンをやることにとってメリットは今やない。むしろ在広プレスのバイアスがない分フェアに見られるかもしれないのだ。

などとつらつらと思うと、せめて今回の選挙、活発な選挙戦がないと嘘だろうと思うし、そうでないといけない。意地悪な言い方をすると、湯崎禅譲に対して対抗馬も出せないほど都市として衰退しているのだろうか。いや、衰退していると思う。私はそう言われて反論する材料を持っていない。

そう思うと、今のカープの体たらくも理解できるような気がするのだ。どんなに負けても負けても弱くてもだらしなくても、それでいいんだと居直る層に対して批判や反論が出てこないのだろう。否、出そうとしたら反社風情が圧殺するのである。そもそもそれを在広プレスは報じない。よって無法者の天国になる。

誰が、こんな街に住むことにアドヴァンテージを感ずるだろうか。あるというなら教えてほしい。

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