仕事始めだすべてが辛い。

スポーツ

思えば12月28日の夜というのは、まさに気分は天国だ。もはや心は正月モード、ほんとうにいくつになっても「もういくつ寝ると」なのである。しかし、その天国は6日しかない。中には6日も休むと体がうずうずしてしまうワーカホリックの人もいるのだろうが、私からしたら縁なき衆生である。だいたい代替わりの10連休すら短いと思っていた私にとって、なぜそんなにみんな揃って馬車馬のように働きたがるのか理解できない。

かつては1月4日などほとんど仕事をしなくてもよいイニシアティヴができていたようだが、今は違う。どこもかしこも年中無休で働くことを求める時代に退化している。私の子どもの頃はスーパーマーケットなんかの初売りは市場が開く1月5日以降と相場が決まっていた。今でも京都の気位の高い店は1月10日くらいまで休むところもあるようだが、それが正常なんだろう。今の世の中はまさに異常だ。こうやってみんなで首を絞めあっているのだとさえ思う。

そんな1月4日。もちろん普通どおりに仕事をしたわけだが、こういう日に限ってイレギュラーなことが多々起こる。まさに天の神様の啓示じゃないかとさえ思ったのだが、どちらにせよ気持ちのいいものではない。だからというわけではないが、今日は仕事が終わった後にひとりで神社に初詣に出かけた。祈るは商売繁盛、ではなく、仕事の平穏無事である。

私は受験直前に北野の天神さんのお神籤で「凶」を引いて以来、神も仏もあるものかと思ったこともあるのだが、やはり心入れ替えて神仏に手を合わせると気持ちが落ち着くものである。いや、いっとき仕事の「引き」が悪かったときに、上賀茂神社に手を合わせてお札をもらって以降それがピタリと収まったことがある。もちろん根拠はない。しかし、信仰というのはそんなものだと思うし、ことに日本人の信仰心ってそんなものだとさえ思う。逆に、前世からの因縁をちらつかせて高額なものを買わせるのはまさにカルトだし、そもそも宗教ではなくただの恐喝行為だと思う。保護する必要なんてなかろう。

そういえば、広島におけるカープカルトの総本山である人は、1975年のうさぎ年に初優勝したことを引き合いに出しつつ、監督が替わったことによる劇的な変化を求めるコメントを出したらしいが、まったくお気楽なものである。あのときはまさにジョー・ルーツが「ルーツ革命」と言われた劇的な変化を起こしたということをまったく捨象しているのだから世話はない。そういう劇的変化をもっとも嫌っているのがてめえじゃないかといいたいところだ。

もっと正直に言わせてもらうと、現時点での新井監督への私の期待感は、極めて低い。指揮官としての実績はなく、売りは人柄だけ。要するに前任者と変わらない。スプリングキャンプでお手並み見せてもらいまひょというところだ。ただ、あまりにも前任者が酷すぎただけに、正道を通ればそれなりの変化が見えるのではないかという期待感だけだ。ついでにいえばその総本山である人には、あんたが3年も前任者にやらせたからここまでチームがボロボロになったんだろうがと難詰したいところである。

私は新井監督とは一面識もないから、正直今彼が何を考えてるのかは当然分からない。ただ、現時点で彼を改革者とみるのは早計だろう。なんとなく彼の現在の立ち位置を見るならば、ボナパルティズム的なにおいすらするのだ。まあ結果さえ出してくれれば何も文句は言わないが。

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