今日は訳あって広島と甲子園球場のお膝元を車で往復、しかも滞在時間1時間強という強行軍だった。そのため、なかばエコノミークラス症候群ではないかと思うくらい、ふくらはぎから下が張っている。こんな中で、まともな思索などできず、かつ昨日の結果に打ちのめされている感もあって、頭の中は朦朧としている。
そんな中、唯一言える言葉があるとすると、もっと夢を見させてほしいということに尽きる。もちろん今から大逆転優勝などという壮大な夢もありうるが、そんなものは望まぬ。私が甲子園球場のお膝元に立って厄を落としてくることによって形勢が変わる、などというのはまあ夢物語だ。あったら面白いけど。
今からでも見ることが可能な夢があるとすれば、来年以降に羽ばたく夢である。すなわち、今の赤ヘル戦士がセントラルを、いやNPBを席巻するほどのスタアになるかもしれぬという片鱗が見られることである。はっきり言って、今重用されている選手に、どれだけそんな夢を見せてくれるのがいるか。正直厳しい。
はっきり言ってしまう。
松山が4番を打ったり、田中がスターターで出たりして、なんの夢が見られるか。
大盛や羽月や矢野がバッターボックスに入った姿に、なんの夢が見られるか。
サウスポーというだけで重用してもらっているのに継続して、あるいはそもそも最初から結果を残せない選手に、なんの夢が見られるか。
答えはNeinだろう。こんなバクでも食わないようなチンケな夢を、カープファンは見せられているのである。本当にいい面の皮だ。だから、残り1ヶ月を切った長月戦線に見られる夢は少ない。しかし、夢がないわけではない。
ピッチャーなら、斉藤優汰である。正直出だしはまあすぐには厳しいかもねと思っていたのだが、このところウェスタンで2試合連続して内容も結果もある好投を見せている。高卒1年目だからなどというカビの映えたような言辞はくそくらえだ。斉藤は今の赤ヘル投手陣の中で最高の夢であり、ロマンなのだ。ならば1試合でもいいから見たい。もちろん先発で。打たれるかもしれないが、きっと誠実なピッチングが見られると思う。それに及ばなければ、もう一度ファームで鍛えなおせばよいだけのことだ。
オフェンスなら、「永遠のロマン枠」堂林がいるが、まあそれはさておき、やはり今は末包だろう。アウトコースの変化球に苦しんでいるが、これを克服するには一軍の実戦しかない。だから少々打てなくなっても使うべきなのである。これが理解できないバカープファンは、消えてよい。同旨の理由で奨成、健人、貴浩のトリプル中村も見たいところである。結果が出せてないって?もう結果の格付けが済んだ老兵や出ないことが見え見えの非力な小粒ちゃんよりマシだ。
明日からはまずホームのベイスターズ戦である。明日の予告先発は森だが、どうにも面白くない。なんかもう格付けが終わった感じがするのだ。もし明日不誠実な内容しか出せなかったら、ここはロマン枠の日とすればよいと思う。あるいは、木曜日の先発を担っていた床田を金曜日に回し、そこに斉藤をぶちこんだらいい。金曜日の甲子園に斉藤、あるいは小林などのロマン枠をぶちこめればたいしたものだが、まあ新井はやらないだろうな。
ひとり忘れていた。野手ロマン枠として、捕手の清水を使えばよい。坂倉が完全に打てなくなり、會澤も思うような結果はもはや望めず、磯村も存在意義微妙となってきた今、捕手争いに楔を打ちかねないポテンシャルを持っている。最初は打てないだろうが、それでよい。そんなもの超越するくらいの超絶スローイングを見せてくれるはずだ。






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