はっきり言うなら、非常に爽快感を感ずる試合たった。もう負けることは見え見えだったから、どうせ負けるから救いようのない惨敗をすればいいと思っていた。そして、そのとおりになった。というより、この結果はまさに必然。これ以外の結果は相手が勝手に転ばない限りあり得ないのだ。
ひとつだけ新井を褒めるとしたら、4回裏、数少ないチャンスで矢野に代打を出したことである。まあ当たり前ではある。あそこであわよくば追いつかないと、勝てる見込みは無かったのだ。しかし、その当たり前のことができなかったし、日曜日の水道橋ではチャンスで矢野をそのまま打たせて負けかけたのだ。いくら下等霊長類とはいえ、そのくらいの学習能力はあるのだろう。
言いたいことは山ほどあるが、どうせ明日も明後日も同じ過ち繰り返すだろうから、今日は全部は書かない。ひとつだけいうとしたら、カープのオフェンス、相当やばいよというほかない。このままだと、昨年より酷い大失速やらかすことは請け合いだ。
まずモンテロとファビアン。完全に弱点捕まれたね。よほど真剣に対策取らないと、使い物にならなくなるだろう。そして坂倉。完全にやる気失ってる。否、カープで野球やる気を失ってる。そりゃそうだ。新井の使い方は頓珍漢で、坂倉からしたら俺を信じないのかと思っているに違いない。
今のカープで、まともに相手のピッチャー打ててるのは小園と奨成だけだ。それが証拠に、相手投手もこの二人には真剣に投げている。あとのバッターには、なんかテキトーに、大けがさえしなけりゃいいという程度で気楽に投げられている。要するに、カープのバッターに投げるのはノープレッシャーといって良い。だから、余計に打てないのだろう。
もうひとつだけいうと、新井の指揮ぶりは、超安全運転なのだ。常に70点を目指しているといえばよいだろうか。だからつまらない。それに、今は非常時だ。平時であればそれでもよい。こつこつ点を積み上げてそれなりの結果出せばよいこともある。しかし、非常時は満点答案を狙わねばならないときもあるし、中途半端なことしてたらジリ貧になってしまう。でも新井にはできない。だから勝てない。簡単なことだ。
まあ、新井という人は改革者でもなければ革命家でもない。所詮「諸国民の王」だ。裏で手綱を握っているハジメの忠実なる犬でしかない。だから、現状を変えるようなことは絶対にやらない。だって、カーブのこの現状はハジメの思うつぼなんだから。
よって、明日も負ける。以上。勝てる要素があったら教えてほしい。






コメント
いのちなき
砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指の
あひだより落つ
8日の試合後、ふと浮かんだ短歌が、コレ。二句目が字余りだけど。
8日は、元同僚の虎キチ(女性)から「スポーツバー行かへん?」と声が掛かり、一旦「イヤ」と断ったのだけど、「全部私のおごりやけど、どう?」と再度お誘いを受け、「ホナ、行きまっさ」と二つ返事でOKした。この変わり身の早さ(笑)。
しかし、気が乗らない時は、断ったほうがエエなぁ。元々ツール・ド・フランスを観る予定だったので、チャリ競争が気になって野球観戦はうわの空。何となく観てはいたけれど、試合内容が頭に入ってこない。
1回から虎キチが盛り上がっていたのでタイガースに点が入ったんやろな、くらいの感じで、こんな具合なら来るんじゃなかったと早くも後悔。でも乗りかかった船なので、少しは楽しまないと、と思い“audience”の言動や表情を観察することにした。スポーツバーは三宮だったので、虎キチが9割強だろうと思い込んでいたけれど、赤チーム党が4割くらい居て意外やった。赤チーム党が湧いたのは4回満塁で奨成が押し出しファーボールで1点入り、引き続き満塁で野間の遊ゴロは予定調和な展開で、思わず吹き出しそうになった。
ファビアンの高打率に関しては、前々から相手投手の攻め方が悪いだけ、凡退する時がアッサリしすぎ、などと再三述べていたけれど、やはりクオリティが高いピッチャ-にかかるとアカンなぁ。言っちゃー何だけど、開幕から3ヶ月半も持たせてしまった投手の責任大やと思う。何が「投高」やねん。とはいえ、緩い甘い球を放るピッチャーはまだまだ居るので、チャンスがなくなったわけではないと思う。やはりファビアンは、苦手のストレートを捨てて、得意な緩い甘い変化球1本に絞ったほうが打つ確率が上がるんちゃうかなぁ。
どっちにしても、矢野の代打が田中という時点で、終わってる。マイナス100点をマイナス99点に変えたら、悪い状況を変えられると考える指揮官がねえ(笑)。
来季は、完全終了のマエケンを引き連れて黒田博樹が指揮官になるかも、というような記事もチラホラ載っているが、どうなんやろ。