本当はもっとストレートな標題にしようと思ったが、そのスタートから本文で突っ走る気力がないので、やめた。中村奨成のホームランは良かったが、それ以外はちょっともの悲しかった。まあ正確に言うなら、木戸銭取って見せる価値云々ではなくて、客の方から木戸銭払うのが願い下げだと言われてるとしかいいようがない。
まあ頭の弱い善意のカープファンは、今日はよく競り勝った、それこそ守り勝ったと言うのだろうが、昨日も書いた通りスワローズのオフェンスが終わっているから倒されなかっただけである。一方のカープだって、ラッキーパンチが当たってダウンを奪ったようなもので、手数もなければ有効打もないのないない尽くしである。こんな試合をよく木戸銭払わせて見せようとするものである。
いや、ライトなファンはすでに離れている。昨日もいい加減空席が目立つと思ったら観衆24,781人で、今日もずいぶんと思ったらついに観衆21,244人だったらしい。この段では明日は2万人を切るかもしれぬ。やむを得まい。ライトなファンに訴求するような野球やってないから。見せ物としては三流だから。
私の父は、先日書いたとおり長嶋茂雄を明石キャンプに見に行った世代だが、いまテレビで一生懸命見ているのは大谷翔平らしい。分かる気がする。メジャーであれだけ打つ、あるいは投げるだけでもすごいのに、それを両方やって結果残しているのだ。とてつもない怪物である。だからこそライトなファンでも熱心に見るのだろう。要するに、プロ野球の興行に求めるられている現状に対してのは、非日常であり、夢ではないか。
ところが、今のカープのどこにそれがあるだろうか。あまつさえ打球が外野の頭を越えないような非力なチビばかり優遇されているような現状である。ただでさえ少なくなった野球をやる子どもが、上本や羽月なんか真似ようと思うかい?矢野?僕でもあんな打球打てると思って励みになるかもしれないけどね。嫌味が過ぎたかな。
しかも困ったことに、このカープの現状に対してマジョリティを自称するファンたちは、極めて甘い。というより、それを受け入れること、それは即ちハジメの軍門に下ることだが、それがファンの生きる道と思っているらしい。そしてそれは、ライトなファンより一歩高いヒエラルキィにいる(と勘違いしている)ことを誇りとする彼らにとっては、譲れない一線なのだろう。
そうして、カープファン界隈からライトなファンが消える。即ち、カープがメジャースポーツの座から転がり落ちるということである。そんな未来予想図も、あながち言い過ぎとは言えまい。しかも多くのカープファンはそれを求めているとも言えるのだ。
寂しいねぇ。悲しいねぇ。






コメント
鈴木誠也がカープに在籍していた頃、納得できない打席が続いたり試合で打てずに終わった時は、試合後速攻でマシーンを相手に打ち込んでいたが、練習方法としてはこれがベストなんだよなぁ。
ご存じの方もおられるかと思うが、覚えたことを再度覚え直すときの時間の節約率を表した図を、エビングハウスの忘却曲線という。人間の脳は1度覚えたことを凄いスピードで忘れていく。20分後に覚えた内容の42%を忘れ、1日後には74%忘れてしまう。時間が経過するほど覚え直す時間・回数が増えるので、要するに復習は、学習や実践直後が最も効果的。やり方として、学習や実践で学んだこと経験したこと全てを復習するのではなく、ミスした箇所だけやり直せば、時間が節約できるし記憶が定着しやすい。時間をかけるほど記憶定着率が下がるのだ。
スポーツの練習にしても勉強の復習にしても、時間をかければよい、というもんじゃない。プラクティスの時間が長くなれば体力を消耗するし集中力も落ちる。集中力の限界は30~50分くらいなので、むやみに長い時間を費やすほど効率が下がる一方と言ってもよい。
何度も述べているけど、長い1シーズンで心身ともに疲弊しているところに、秋季キャンプで長時間の過酷な練習で追い打ちをかけるって、最低最悪でしょうが。シーズン中のパフォーマンスが良くなかったからといって、心身ともにボロボロになっている秋季に鍛えないとイケナイという間違った考え方は、いい加減止めてもらいたい。秋季はクールダウンのみでエエねん。第一、春や夏にミスったプレイを秋季にやり直すって、遅すぎ。鈴木誠也のように練習するなら、ミスがあった試合直後が良いのは、普通に考えても分かること。その普通を分からんヤツが多過ぎ。
サードスタメン田中広輔
ショートスタメン矢野
ただでさえくそ暑いのに、ファンの脳内を沸騰させるアホスタメン。
ハジメ殿のご乱心で済まされるか!
カープ野球は高齢者デイサービスじゃ無い!
カープ野球はリトルリーガーお披露目場では無い!
“鍛え抜かれた精鋭の技と力”を見せる場と、あんたら歌わしてるだろ、ハジメの殿よ!
野球ゲームでもこんなスタメン起用しないわ(怒)