知らざあ言って聞かせやしょう。

サッカー

私は江の島育ちではないからこの言葉を使うのは気が引けるのだが、なんとなくそんな言葉をべらんめえ口調で言いたい気分である。なので、普段と文体を変えて、寄るもの触るものをばさばさとなぎ倒していってみたい。多少品が下がるのはご容赦願いたい。

さて、現状のカープは、まだまだ手放しで褒めるには及ばないと思うが、ひとつ褒めるとしたら、点を取って勝っていることだろう。昨年のあの汲々とした「守り勝つ野球」から脱却しつつある外形を見せていることは、評価すべきだろう。

だから言ってるよね。善意のカープファンが唱えている「守り勝つ野球」なんて正体不明の泥舟だって。それにマンセーと叫んでみんな沈んだ、いや沈没させられたのが去年なんだから。それを反省しないと嘘だよ。なのに、一部のカープファンはまだ納得していないようで、先のタイガース戦の野球で悦に入ってるのは、あぢきなきこと、いやアホかと思う。

それをサトテルの長打で完膚なきまでに打ち砕かれ、半ばいい気味だと思ったところで昨日の試合だ。なんのことはない、相手が老兵カツオくんだったとはいえ、まあ江戸の仇を長崎で討った。こうしたら簡単に勝てるのにね。あのあと沈黙している「守り勝つ野球」信者に思いを致せば、とにかくざまあみろと思う。

なんと言っても、活躍したのが奨成だというのが良い。彼を叩けば徳の高いファンだという重大な勘違いが蔓延している中、そういうあほうどもを自ら叩きのめした奨成は偉い。てゆーか、そいつらだって、だったら昨日のような勝ちは不浄の勝ちだから俺は認めんとでも言ってみればいいのにね。まあ恥の上塗りだけど。

話は変わって、今日サンフレッチェの監督であるミヒャエル・スキッベがなんでも「審判を侮辱した」咎で2試合のベンチ入り禁止処分を受けた。正直、これは極めて不公正な決定だ。Jリーグは公正さよりヘボ審判のプライドを取ったということである。

ほれ見たことがと思う。スキッベのフラストレイションに寄り添えなかったファン・サポーターがJリーグの狼藉を後押ししたようなもんだ。ヤフコメなんか見てたら今になって怨嗟の声が出ているようだが、遅い。

私はファン歴だけ長いライトなファンだから、サンフレッチェにかける熱量はコアファン・サポーターには遠く及ばない。けど、今回の件でいかにサンフレッチェのファン・サポーターには物が見えない、そして冷淡なのが多いことが分かった。もちろん日本では異邦人であるスキッベはなおのこと感じているだろう。

スキッベはプロ監督だから、ライバルチームから三顧の礼を尽くされたら喜んで広島をあとにするだろう。そうなったときに、今回の件でスキッベに冷たく接したファン・サポーターは彼を批判することはできない。自分で首を絞めておきながら、後でそこから逃げ出すとは何事かというのは、アホの極みだ。

案外クラブもスキッベを疎ましく思っていて、ここを先度に袂を分かつつもりかもしれない。一方スキッベの側も、あのACL2でのジェルマン事件でクラブとの間に亀裂が入ってるかもしれぬ。申し訳ないが、よほどサンフレッチェがクラブとしてうまく立ち回らないと、日本一どころか降格争いが待っているだろう。

そうなりそうなとき、クラブはどうするのかね。また困ったときのヨンソンかい?さしものヨンソンも「仏の顔も三度」かもしれないよ。あるいは、前線要員でまたパトリックを呼ぶかい?恥も外聞もなくパトリックに当てるだけのサッカーで現状を打開するかい?

それを否定したかったから、スキッベにサンフレッチェを託したはずだよ。知らないとは言わせない。だったら、審判と喧嘩しろとまでは言わないが、もっとうまく立ち回ろうよね。少なくともスキッベに寄り添って盛り上げようとは、思えないのかい?

まあ、今日はこのくらいにしておこう。カープは関東シリーズ、しかも狭い球場での6連戦だから、腹括って打ち勝たねばならない。サンフレッチェは明日アウェイでレッドダイヤモンズ戦である。ここでまとまれないようなら、そして変わり身を見せられなければ、本当に今シーズンどころかサンフレッチェの歴史が終わってしまうよ。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    対ベイスターズ3連戦は、2戦目のケイが最難関じゃないかなぁ。初戦の東は、前回4月5日にエラー絡みとはいえ7安打4得点なので、さほど苦手意識はないはず。ゆうてもストレート平均球速が143.2㎞なんで、今シーズン3試合中で打てんかった讀賣とドラゴンズ打線がヘボかっただけ。この程度の投手が前年13勝4敗なんだから、いかにセントラルの打者がヘボいか。
    それに引き替え、ケイはデータ上現時点で最も打ちにくい先発投手。ストレート平均球速152.8㎞最高球速158㎞奪三振率10.35はセントラルトップで、whip(1イニングに出したランナーの数)0.75は3位なんで、レーティングはダントツトップ。ケイを打ち崩せたら独走態勢に入るんじゃないか。3試合目の石田裕太郎はデータを出すまでもなく二線級。逆にコイツで落とせば一気に下位に落ちていくだろう。ベイの昨年のデータでは、オースティン不在の勝率がひじょうに低いので、カープからしたら悪くても2勝1敗。初戦の東に対し、1番奨成の出来如何で3連戦の行方が決まる可能性は高い。東程度が打てんかったら2戦目は外されるかもね。

    サンフレッチェの試合を観ないで大きなことは言えないけど、ドイツ語を理解できるレベルの審判は日本にはおらんでしょ。ごく普通の発言でも、ドイツ語は子音が強調される発音で、勢いのある響きがキツく感じるかもね。フランス人監督だったら、母音が豊かで特に鼻音や独特なイントネーションが柔らかさを感じさせるので、優しいと捉えられセーフだったかもしれない。

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