今年で現行システム最後となった富士フィルムスーパーカップ、サンフレッチェはヴィッセルに勝利し、5度目の戴冠となった。もちろんタイトルに数えられないプレシーズンマッチではあるが、勝って弾みがつくのは良いことである。内容が良かったからなおのことだ。
ある程度レギュラーシーズンを見越したオーダーだったサンフレッチェと、これも過密日程を踏まえたターンオーバーメンバーで臨んだヴィッセルのマッチアップ。それを差し引いても、前半は完全にヴィッセルを圧倒したのは収穫だろう。相手に与えたインパクトも大きかったに違いない。
試合を見た印象ひとことで言うなら、このままうまく行けば今シーズンは明るい。個々のプレイもそうだが、間違いなくチームとして完成度が高い。新戦力のジャーメイン、田中がフィットしているし、トルガイも間違いなく昨年とコンディションの上がり方が違う。
そして中島洋太朗。残念ながら夏には欧州に行ってしまうだろうが、それまで目に焼き付けたい。伸びしろなんてものではない。18歳にしてこのレベルの高さ。プレシーズンマッチの一試合にして堪能させてもらった。これがレギュラーシーズンになったら、どのくらいのパフォーマンスを見せるのだろう。
とにかく、この試合だけに関して言うなら、ヴィッセルの選手が全く目立たなかった。いや、後半に導入してきた大迫、武藤、汰木のよさすら消した。それだけサンフレッチェが内容からして圧倒したというべきだろう。大迫がゴールネット揺らしたのは、200パーセントオフサイドだったし。
あとは、序盤の決定力かな。ジャーメインに早い段階にゴールが生まれたら面白いが、ゴリゴリのフォワードの枚数が足りない気がする。もちろんピエロスとドグの穴が埋めきれてないところがあるけれども、やはりもう1枚か2枚ほしい。
まあ、タイトルとはいえ所詮プレシーズンマッチだから、書くのはこのくらいにして、あとは思い出がたりとしたい。やはり初めてスーパーカップを取った2008年が鮮烈に記憶に残る。誰もがアントラーズの圧勝と思っていたのを、帰ってきたドラゴンのゴールなどで追いついた試合。PK戦で一悶着あったことで覚えておられる方も多いだろう。
あの時サンフレッチェのゴールマウスにいたのは、下田崇の負傷の穴を埋めていた、流浪のPK職人木寺浩一。彼のキャリアは決して日の当たるものではなかったが、まさにあの試合のあの瞬間は、彼の頑張りに日が当たったのである。やはり、一生懸命我慢すればいつか報われると、心に留めている。
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