今日は、選手会主催の合同トライアウトが市民球場であったとかで、いろいろニュースになっていた。もちろん私は見ていないので、今日の内容について語る資格を持たない。ただ、打ったとか抑えたとか言ったって、相手関係はどうなのというところは問題になるだろう。
厳しい言い方をすると、リリースされてすぐに転属先が決まらないのはそれ相応の理由があるからだろうし、そういう選手の中で結果出したからといって実はコップのなかの嵐でしかないかもしれないのである。中には、記念受験とか思い出作りとかいう向きもいるだろう。事実、山足達也などはもう引退を決めていたらしく、なら出るなと言いたいくらいである。
それはさておき、このトライアウトに熱視線を送っているのは社会人とかインディペンデンツのようで、その先なら就職先が決まる可能性5あるのかもしれない。ならば、こんなまどろっこしいことをやるのではなく、もっと本格的な改革をすべきだと思う。その答えは、蓋し、エクスパンション一択だ。
はっきり言って、縮小均衡では発展は生まれない。MLBがことあるごとにエクスパンションを繰り返すのは、その観点から見るべきだと思う。さすがに一気に3地区12球団×2リーグというのは無理かもしれないが、東西2地区で8球団×2リーグならば可能ではないか。そうすれば、パイが増えてより競争が闊達になると思う。日本の野球ファンは何かとMLB追随のきらいがあるが、なぜこれを真似しないのだろうか。
さもなくば。いま日本にできているインディペンデンツや社会人野球で頂上を目指したいチームを全部糾合して。カテゴリィを作ればよいのだ。いわゆるフットボールリーグ方式だ。日本でも大学野球で採用されているのだから、野球とは無縁の制度ではない。ちなみに東都大学野球は4部まである。一橋大学が4部のトップで、長く4部の常連だった学習院大学が3部で2位になるなど、それなりに地殻変動はあるのだ。
これの利点は、入れ替え戦ができることだ。そうなると、やる気のないチームは途端に淘汰されるし、そうでなくても下位カテゴリィの「沼」に嵌って抜け出せないという可能性もある。事実Jリーグでは、オリジナル10の一角であるジェフユナイテッドが長くもがいているところだし、J初期の盟主だったヴェルディもそうなりかけた。
これなら、6チーム×2の積み上げで良いのではないか。さすがにいきなり3部相当のカテゴリィまで作るのは難しいかもしれないが、そこにJFLのようなプロアマ混合リーグを作れば良いと思う。そうすれば、確実に今より野球界の裾野が広がるだろうし、衰退の一途をたどっている野球人口の盛り返しにもなるかもしれない。今のJリーグのあり方を全部良しとするわけではないし、あれはあれで問題を抱えているが、少なくとも身近な「おらがチーム」の存在が蹴球界の発展に寄与していることは、間違いあるまい。
先日徳島に行ったのだが、やはり何かとヴォルティス一色のところがあった。いや、翌日に屋島のサービスエリアで見たのは、その日丸亀で行われたカマタマーレ戦を見に行くであろうガイナーレのファン・サポーターだった。いや、野球だって捨てたものではなく、先日大阪のあるホテルで見たのは、そこを常宿にしてるであろうくふうハヤテベンチャーズの残した集合写真とサインボールだった。監督は元大阪近鉄のクローザー赤堀元之だが、良い仕事をしていると思う。
話があちこちに飛んだ。高校湯級絵の地盤沈下で分かるよ絵に、今の球界の裾野は狭まりつつある。それを戻したければ、エクスパンションしか道はないのだ。Jリーグだけでなく、BリーグだってVリーグだってそうだ。野球界だけだ。1リーグ10球団とか莫迦なこと言ってる輩がいるのは。
プロ野球選手会についている顧問弁護士はよほど頭が悪いのか筋が悪いのか、一部選手の利益にしかならないよ得なことしか言わない。本当に旧絵界の発展のことを考えるならば、そういう観点からの提言をしていかなきゃ嘘だ。それとも実はオーナーサイドとなあなあで、戦うふりだけをしているのだろうか。
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