広島にドーム球場ができる日?

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現状のカープについて書こうとすると、昨日の無様な敗北に対する怒りがまだまだマグマのように沸騰しているので、非常に気が悪い。なので、せめて明日を、いや明後日を、すなわち未来を考えてみたいと思う。それについて考えるには、格好のネタが標題であると思料するところだ。

ドーム球場がもたらすメリットは多い。全天候型、そしてエアコンが入れられるので酷暑や酷寒にも耐えられる。ファンにも選手にも優しい。デメリットと言えば人工芝になる点がどうかというところだが、これもエスコンフィールドという例があるので、解決できない問題ではないのかもしれない。もっとも全面天然芝にするには解決すべき点は多かろうが。

しけし、そのためには解決すべき論点がたくさんある。それをひとつひとつ挙げていきたいと思う。まずは当たり前だが検察費を誰が負担するかであるを。ちなみにエスコンフィールドの建設費は約600億円だとか。これを見ると、イニシャルコストとしては確かにそれなりだが、うまくやれば回収可能な額だろう。

しかし、それより問題なのはどこに作るか、だ。どこか別の場所に作るのか、今の市民球場に増設するのかによって、論点は変わってくる。前者で言えば、広島にそんな空き地がどこにあるかという問題がある。はっきり言って、かなり難しい。そりゃ広島市外まで出たら分からないが、貧弱な都市高速交通のもとでは現実的ではあるまい。となると、どこか無理やりにでも空き地をひねり出さねばなるまい。

一方後者では、私は建築のプロではないから可能性については何とも言えないが、きっと相当難しい工事になるに違いない。ベルーナドームが居抜きでできたじゃないかと言われるかもしれないが、あるはもともと丘陵だった土地を掘り下げて作ったものだからできたのだ。それに、よそさんを悪く言うわけではないが、ベルーナドームの真似だけはやめた方がよい。真夏などかえって熱中症患者が増えかねない。

それに、今やドーム球場というのは単体でスタジアムとして存在するわけではない。エスコンフィールドしかり、東京ドームしかり、バンテリンドームナゴヤしかり、京セラドーム大阪しかり、そしてみずほPayPayドームしかり、周辺の開発を含めたドームシティの核テナントのようなものである。それを考えると、やはり何処か別の場所に作ることが望ましいだろう。

しかし、そんなものは本質的な問題ではないと思う。最大の問題、それは、できたドーム球場をどう使うか、である。これをしくじると、運営会社がいっぺんに首が回らなくなってしまう。それを広島人にできるかというのが、最大の問題であると思う。

私はかつて東京ドームのすぐ近くに1年弱だけいたことがあるからわかるのだが、東京ドームは野球と大規模コンサートだけで賄われているのではない。例えば〇〇県大物産展とかいうのもあったし、世界洋ラン展なんてのにも接した。それでも空いていたら、草野球などに24時間開放しているのだ。今は値上げしたかもしれないが、深夜帯なるみんなで金を出し合えば手が届く料金だった(ただしスコアボード利用は別料金)。

はっきり言わせてもらうが、第三次産業を軽視する広島人に、それができるかということをまず問いたい。大規模コンサートと言っても、ハコモノ作っただけで来てくれるわけではあるまい。おそらくは地道な宣伝活動がいると思う。それに、コンサート以外の行事を企画できる組織がどれだけあるだろうか。中国新聞?RCC?それこそあんたらに何ができる。

いや、もっと根本的な問題に踏み込むと、結局この一言に尽きる。蓋し、誰がそんなビッグプロジェクトを手がけるんだ。そんなのができるほどの蛮勇が振るえるのがいるかい?松田元?まさか。あんな金の亡者に何ができる。

あえて結論めいたことをいうなら、ハジメが大きな顔をして広島球界を牛耳り、カズミユザキのようなアンポンタンが我が物顔でのさばっている以上、百年経っても無理だ。繰り返すようだが。球場に屋根をかけたら、あるいは屋根付き球場を造ったらおしまいではないのだ。トップに知恵と蛮勇がなければ、あっという間に民事再生法が待っている。その時、誰が責任を取るのか。誰が破綻の尻ぬぐいをするのか。冗談抜きで、広島にそんなリーダーはいないんじゃない?

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