カープとサンフレが同時刻に始まった今日、結果はどちらも無様なものに終わった。理由は共通している。はっきり言って標題のとおり、やるべきことを追求してないからということに尽きる。これでは、何回試合やっても勝てるわけがない。
まずサンフレッチェ。都合により前半しか見られなかったのだが、前のレッドダイヤモンズ戦は何かの見間違いかというくらい酷い内容だった。何が酷いかといって、チームとしてのベクトルが相手ゴールに向かってないんだもん。ペナルティエリア内で、センターフォワードが固まってパスを出しているようでは、世話はない。
ここ数試合を見るに、ジャーメインが完全に自信喪失しているか、やるべきことがわからなくなっている気がしてならない。ジャーメインに期待されていたのは、ゴール前でエゴイスティックなまでにゴールを狙いに行くことだったのに、なにかきれいに崩そう崩そうとすることに汲々としているように見受けられる。それを誰も指摘できないのだろうか。
それでも試合は続く。次は5月3日アビスパ戦、幸いにもホームだ。相手がどうこうというより、一度戦い方を変えてみたらどうだろうか。例えば井上愛簾と中村草太のツートップに、菅大輝と越道草太が高い位置からサイドアタックをかけ、トップ下に前田直輝なんてどうだろう。今のサンフレッチェの作戦は、相手にとっても想定の範囲内でしかないし、何よりゴールにチャレンジしないサッカーなんて魅力のかけらもない。
ところでカープだが、負けた理由をディフェンスの綻びとしか思えないようでは、明日も負ける。最大の問題点は点が取れないことである。今日は末包と小園の活躍、しかも長打でやっとこさ3点取れたが、このところの得点力欠乏症がまだ治ってないと言わざるを得ない。というより、治そうともしていない。だから勝てないのだ。
甲子園での初戦の2回表にいい点の取り方をして以降、カープが相手を崩して点を取ってのはミュラーを崩して点を取った一事例のみだ。あとは、相手の守りのミスとか、そもそもお呼びでないピッチャーがでてきたとかでないと、有利に試合が運べていないのが事実である。それ以外は、まったく崩せないか、チャンスをたくさんもらいながら点にできないかではないか。
今日は、オフェンスでの貢献度が低い矢野を外すという手を打ったが、それでも思い切った用兵というには程遠かった。うまくいってない作戦を仮にAとすると、A’かA”くらいの変化でしかない。そういう場合リズムの悪いときは、思い切って作戦Aから離れたBとかXとかいうところまで飛ばないと、うまくいかないのだ。これはカープだけではなくサンフレッチェにも言えることだが。
カープは明日も明後日も水道橋だが、まあきっと負けるだろう。勝てる要素がない。どうやって目下自責点ゼロの山崎伊織を打ち崩すつもりか。しかも明日は大瀬良が先発ということは、もれなく會澤がついてくる。ただでさえ弱いオフェンスの弱体化事由があるのだ。どうするつもりなのかね。
それともあれかね。もうやけになって徹底的にディフェンシヴに戦うかい?サード山足とかセンター大盛とか。ノーヒットノーラン食らっても知らないよ。それでも一部善意のカープファンは満足するのかね。だから外からはバカープファンって言われるんだよ。






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