よく頑張ったとは言わないよ。

サッカー

試合終了後の佐々木翔や加藤陸次樹の涙を見れば、この結果でよくやったというのは失礼な気がしている。彼らは間違いなくてっぺんを真摯に取りに行った。しかしそれに及ばなかった。その悔しさは彼らが一番よく分かっているだろうし、彼らにとってよく頑張ったじゃないかと安易に言うことは出来ない。何が足らなかったかということを、明日から真摯に組織として追求していってほしいと思う次第である。

しかし、今日はヴィッセルが勝ってくれてよかったと思っている。どうせ勝てないならその方がすっきりする。それに、今日のサンフレッチェの試合内容は非常に良くなかった。これでヴィッセルも負けましたといわれたら泣くに泣けない。ある意味ヴィッセルは勝つべくして栄冠を取ったのである。やはりここぞというところで勝てるチームが強いのだ。

サンフレッチェの今日の試合について言えば、決して下手を打ったわけではないと思う。ただ、何やってもうまくいかなかった。ようやく陸次樹が同点ゴールと思ったらゴンサロのオフサイドで消される始末である。それでも陸次樹が一矢報いたときにはもう遅かった。そのあと試合の流れは入れ替わる様相を見せただけに、あまりにも残念だ。

でも、それが勝負というものだ。まだサンフレッチェはてっぺんを取るだけの力に達していなかったということだ。そして、勝負事においては、てっぺん以外はまったく評価されないのである。評価してほしかったら、取りに行くしかないのだ。例え蹴落としてでも。それがプロスポーツというものだ。否、スポーツだけではない。プロフェッショナルの仕事というのはすべてそうなのだ。2番に意味はないのだ。多少の賞金をもらえることを除いては。

それが、プロスポーツの掟である。きっとサンフレッチェの戦士はよく分かっているはずだ。だから、よくやったとかよく頑張ったとかいう言葉はなんの慰めにもならないと思う。だから、いわない。敢えていうなら、来年もっと頑張ろう、肝心なところで勝てるチームになろうということのみだ。なんといっても、リーグ戦は終わったが、2024-25シーズンは終わっていない。いうまでもなく、ACL2の戦いがあるのだ。こちらでてっぺんを取るチャンスがまだ残っている。ならば、真剣に取りにいけばよい。

そのためには、まずは編成だろう。今年のひとつの反省としては、夏の年度替わりでの流出リスクを考えなければならないということだろう。なんやかんや言って大橋祐紀の流出は痛かった。ホームグロウンの若手が育ってきているのは間違いないが、それだけで良いかという問題が出てくるだろう。ターンオーバーして2チーム作れるくらいの選手層が必要だし、その2チームが同じ方向で戦える必要があるというべきだ。

それをどうするかについては、今は書かない。昨年からの吉例で、大晦日に総まくりしたいと考えている。それまでに、球団も何らかの方針を示すだろうし、その筋の善し悪しも見えることだろう。そもそも大晦日といってもあと3週間ちょっと、来シーズンはあと2か月後である。残された時間は、多くないのだ。そして検討の対象は、Skibbeのメソッドにも及ぶかもしれない。

幸か不幸か明日は新聞休刊日だから、明後日の朝刊で今日の結果と分析が同時に載ることになるだろう。そこでなにがしかのプレスリリースがあるかもしれない。とりあえずはそれを待つこととしよう。2025年のサンフレッチェは、もう始まっているのである。

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