この試合、映像を見たのは途中からなのだが、無様な結末を見ても、流す涙も吐くべき溜息も、湧き上がるべき怒りも、何もない。もちろん、がっかり感もない。やっぱりな、これじゃあ仕方ないよなと思うほかないのだ。それだけ、カープの現状は情けないし、指揮官も馬脚を現して凡庸なる現場監督に如かずというところを見せているんだから、仕方がない。
何度も引き合いに出すようだが、先週の木曜日、新井は「むちゃくちゃやった」と自分で評するくらい思い切った策を打ち、それに選手が呼応して連敗を阻止した。しかし、バンテリンドームでの野球は、すっかりそんな思い切った作為は影を潜め、凡庸かつつまらない、眠たい野球に終始した。その結果があの3連敗である。やっぱり、新井という人は臆病で、ありきたりのことしかできない人だということを如実に思い知らされたのである。
そんな人Aが、ここで腹をくくれるわけがないと思っていたら、本当に何もできなかった。そもそも今日のスターターを見て、何かことを起こせると思う方がどうかしている。それでも、矢野がマルチヒットを打ったし、大盛は攻守に躍動した。そして、きっと誰もが驚いたであろう7回裏の代打上本でさえ結果を出した。これで勝てなきゃ、勝てるとこないよと思ったのだが。それすらも甘い見立てだったというか、その程度の夢を見ることすら許されないというのか、なんというか。
いや、それすらも、新井野球崩壊の序曲にすぎないのかもしれない。その直後に、新井が梃子でも替えない島内が崩壊して終わった。正直なところ、意地でも負けられないんだったら、岡本のところは森浦でも良かったし、いろいろ打つ手はあった。しかし、一切打たずに、島内を信じるんだとばかりに玉砕した。アホかといわざるを得ない。
前のバンテリンドームの試合は、まさに野球の神のダメ出しというべきだったと思う。何をやってもダメなものはダメ、違う手を打ちなさい、変わりなさいという神の思し召しだった気がする。しかし、新井は梃子でも自分の戦術に固執した。そして玉砕した。いや、そんな美しい言葉を使ってはいけないかもしれない。実体は無駄死にだ。
もうひとつ、今更ながら痛感したのは、三連覇の残り滓軍団がいかに何の役にも立たなくなっているかということである。菊池の守備しかない。その菊池とて、オフェンスの劣化は目も当てられない状況になっている。だったら、守備要員においておけばいい。あとは十把一絡げの屑鉄にも等しい。もはや一軍に置いておくべき存在意義がない。
明日?さあね。雨で流れてしまえばいい。
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コメント
そうですなあ、、 非常に厳しいですなあ、、 最終的には5位かな、、
ビシエドとマキノンを至急取らないと。
手だけでも打つべきですな。
お客も減ってますな。
中継ぎは、誰が上がってくるやら、、
新井貴浩を糾弾しても何も変わらない。
新井に罪が無いとは言わないが、操り人形より、オーナー室でふんぞり返って影で操る張本人を打倒しないと、いつまでもバカープは変わらない(涙)