本当に、今は幸せかい?

6回表、審判団が最良のタイミングで中断してくれたおかげで、負けなくて済んだ。まああの雨じゃ続行不可能だったし、天気予報は最悪だったのでコールドゲームはやむを得ない。もっとも、今日の客にはよほど公認野球記録を知らない向きが多かったと見えて、コールドゲームが宣告されたときに、負けたと思われたような空気が流れていたけれども。

それにしても、今日も5回までとはいえスコアレスドロー。バカープファンは「守り勝つ野球」が体現できたと喜んでいるかもしれないが、今日も畢竟一昨日と同じだ。ジャイアンツのオフェンスは死んでいたし、カープの野球はデタラメを極めていた。 こんなの引き分けにしかできないようでは、まったく先が思いやられるというものだ。

そもそも論として、今日の天気予報はもともとあまりよくなかったのだから、とにかく先手あるのみだった。そして1回裏、宇草がヒットで出た。なぜここで徹底的に足で揺さぶらなかったのか。隙あればスチールで、そうでなくてもランエンドヒットを仕掛けて良かったと思う。しかし、まったく動かず漫然とアウトを重ねた。2回裏も、そして4回裏も。ようやく5回裏になってスチールを仕掛けたが、遅かった。

それはともかくとして、このチームに流れる極端なまでのオフェンス軽視の思想には辟易する。守りさえ固めておけば、点は勝手に入ってくるとでも思っているのだろうが。だから弱いのだ。バカープファンの多くに決定的に欠けているのが、どうやって点を取るのかという思想である。それがないから、いつまでたっても駄目なのだ。

こういうと、いや、伝統の機動力野球がーとかいう世迷言が出てくるのだが、これだから機動力野球のなんたるかを知らないバカは困るのである。機動力野球というのは、打力をベースにそれを有効活用するためピースに過ぎない。それ単体で何か意味あるものではないのだ。これがバカープファンに対する「不都合な真実」である。

こんなグダグダな野球をやって入るものの、唯一の救いはセントラルが低レベルの団子状態であることだ。しかも、投手優位の低反撥球?に助けられたドラゴンズがあっという間に落ちてきた。何のことはない。やっぱり得点力が高くはないから先に点取られたらおしまいなのである。その意味では、ホームでむざむざ3タテ食らったことを恥じなければならないのだ。

来週はアウェイ5試合、ここ数年鬼門となっている神宮とバンテリンである。とにかく、あまりの得点力の低さで3タテしそこねたジャイアンツ戦を大いに恥じ、徹底的に打ちまくらなければならない。その意味では、とにかくオフェンスのシャッフルが必要だろう。ここまで頑なまでにオワコンのヴェテランやチビノーパワーズをオーダーに並べて喜んでいたが、やめなければならない。

しかし、新井にはできないだろうな。これは事あるごとに「全選手をフラットに見ている」というが、完全に当局の推し選手がねじ込まれているのを正当化しているにすぎないという化けの皮が剥がれてしまっているのだ。来週もまた田中とか矢野とかいけしゃあしゃあとオーダーに並ぶことは目に見えている。

本当にね、こんなことやっていたら、いつの間にかカープは最下位を突っ走るよ。そして、夏場頃になって、♪得点力、をあげてゆくのーがー、遅かったのかい、となっても、知らないよ。

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コメント

“本当に、今は幸せかい?” への3件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    カープが本当に「守り勝つ野球」をスローガンに掲げているとすれば、1軍登録野手の多数を抹消しなければ、言行不一致と言わざるを得ない。極端に肩が弱く緩い送球しか出来ずトンネルをする田中、動きが老人なみの松山。肩が弱くパスボールでやらかし、インサイドワークもどヘタな會澤と坂倉。
    そして極めつけは、レフトから中継ショートへの返球が、ツーバウンドになったりあらぬ方向へ暴投気味になったり・・・鈍足のセカンドランナーにタッチアップされてしまうイップス宇草は、100%守備につかせたらアカンやろ。こんな守備欠陥選手をギャンブルでスタメン起用し、何が「守り勝つ」やねん。宇草に関して言えば、3割30本100打点OPS9割以上の打撃成績を残さないと、致命的な欠陥(送球)守備を補えない。中継に入るショートが極端にレフト方向へ走れば、ケースによっては2塁ベース上ががら空きになる。ショートの負担が大き過ぎる。それに、タイスコアの8~9回相手の攻撃・ワンアウトランナーサードで、宇草の所へレフトフライが上がったら、ほぼ終戦でしょ。いくら「打ち勝つ野球」を標榜しても、プロとして最低限の守備が出来んとお話にならない。

    守備が破綻している田中、會澤、坂倉、宇草をスタメンにしておきながら、「守り勝つ野球」っていうジョークは笑えんで。

  2. Seniorのアバター
    Senior

    まあ後の11球団がマトモならカープは間違いなく最下位を独走しているが
    今年もセ・リーグでマトモなのは阪神タイガースだけとやはりレベルが低い。

    何かとバントの阿部巨人
    球が戻れば貧打に戻る立浪中日 
    好不調の差が激しい番長横浜に高津ヤクルトだから
    こんなセ・リーグだから去年カープは2位に入り
    今年も下手すりゃ2位かもしれんからなあ。
    ただこれ仮に12球団1リーグでもカープは最下位になりまへん。
    パ・リーグにはお荷物ライオンズがいますんで。
    今年もタイガースとパ・リーグ5球団以外にはまともに戦えたりなんかしちゃって。

  3. 鉄のクラウスのアバター
    鉄のクラウス

    そこそこ守れる選手が打ちまくって走り回るのが一番強かった時のCARPと、私は思います。

    攻撃プランを何もお持ちではない前監督がその場しのぎで言い出した「投手中心の守り勝つ野球」のお陰で、全くなりをひそめたCARP本来の強さ。

    今は試合見ててもちっとも面白くない。

    今は…全く幸せではない。

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