まだまだ昨日までの無様極まりない3試合が悪酔いの如く頭をガンガンと打ち付けるのであって、今シーズンのカープの論点について冷静に振り返ることができそうにない。なので、編成のことについて書いてみることにする。いや、来週木曜日はドラフト会議だから、時期的にもちょうどいいだろう。
さて、そろそろ主力選手や外国人選手の去就が報じられつつある。まずはFA権付帯選手について。正直なところ、三顧の礼を尽くして残すべきは菊池だけだろう。打撃はずいぶん雑駁になったが、その矯正にもう一回真剣に取り組めば、守備は日本一である。カープ的にも現条件を大幅に下げたりはしないだろうから、流出の可能性は極めて低いだろう。
問題は西川である。個人的には、出していいと思っている。正直なところ、ディフェンスに献身的でないし、気分や心の中の動きがもろにパフォーマンスに出てしまう。チームの主軸としては、いささか使いづらいところがある。このクライマックスシリーズも明らかにホークスに贈られた秋波に心動いているのがまるわかりだった。いいよ、出たけりゃ。そうとしか思えない。
それ以外の選手は、なおのこと出たければどうぞだ。上本と磯村はさすがに残留の意志を表したそうだが、彼らにとってはFA権なんて画餅だろうから当然だ。中崎が明言しなかったというが、万一出たければどうぞというのみである。
あとひとりいた。彼のFA権?悪いけど紙切れ以下の価値もない。本当に出たければどこへでもどうぞとしかいえない。それに、打てば逆方向の単打ばっかり、走る思い切りもなく、そして守っては致命的なミスに他球団のベースコーチになめられきっているスローイング難。これを高値で処遇なんて、考えられない。
外国人についてはまあほぼ決まりだろう。マクブルームのリリースは内定したようだが、デーヴィッドソンももういいだろう。彼の弱点はファストボールを仕留められないこと。申し訳ないがそれじゃ外国人選手としてのレゾンデートルなしと言わざるを得ない。
以上を踏まえて、どういう選手を獲得すべきかという問題が出てくるが、それはまた次回に。






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