午後11時のモノローグ その136

サッカー

「自由は、あり過ぎると扱いに困る。籠の鳥は外に出されるとすぐ空に飛び立つのだろうか。暇ができたので心ゆくまで汽車に乗ろう、思う存分に時刻表を駆使してみよう、と張切っているのだが、どうもこれまでとは勝手がちがう。いったい、どこからてをつけたらよいのか。」(宮脇俊三「最長片道切符の旅」より)

意外なようだが、書くべきネタがなくて更新できないということは、存外に少ない。だいたい更新できない一番の理由は睡眠、その次に体調不良か精神的な疲労である。さすがに四六時中寝ていたら無理だが、何かしら記事のネタの種というのはあるものだ。だから、何かしらのことは書ける。まあ、そもそも今日は書けないということすらネタにしてきた人間だからなにを言うかといわれそうだが。

一番辛いのは、書くべきネタがありすぎるときである。もちろんカープのシーズン中のようにひとつのコアがあるときにはなんとでもなるが、そうでないときは思考があっちに行ったりこっちに行ったりしてしまって収拾がつかなくなってしまう。挙げ句、気力がついていかずに今日はいいやと思うことが、ないわけではない。ネタのないのを膨らませるより、ネタがありすぎることの取捨選択の方が難しいのかもしれない。

今日などまさにそうだった。なんとも書きたいことが二転三転してしまい、なにを書いてもうまくいきそうにない感じがした。いつもなら、今日は昼間にも書いたしもういいかと思うのだが、すべて頭の中から消し去ったら案外頭の中がクリアになって文章を紡ぎ出す気力が出てきたから不思議なものだ。まあ今日は土曜日だからかもしれない。

今日はアジアカップサッカーをやっていたのでそれについて少し触れると、やはりポイチさんは守勢に回ると弱いねということに尽きる。有卦に入ったときの強さは折り紙付きで、それがサンフレッチェでの三度の日本一に繫がっている。しかし、うまくいかないとチームを降格させかけたわけで、しかもそれに至る経緯は実に無策である。それがモロに出たなと思う。

選手交替の判断の遅さを指摘する声も多い。これもサンフレッチェの悪かったときと同じだ。交替枠を余したり、何故?と思う交替をしたりで、要するにその時と全く変わってない。本人もその自覚はあるようだが、試合になると頭に血が上ってしまうのだろうか。冷静に試合を見られる智略家タイプのコーチがいたほうがいいのかもしれない。

こういう試合をやらかすときっとサッカーフリーク雀からはポイチさんの進退を言う声が上がるだろうが、それでは誰が代わりにいるの?と言いたいところである。きっとビッグクラブの指揮官あたりの待望論が出てくるのだろうが、幸いなことに今はどんな人をも納得させられるような人材がいない。むしろ前述のようにポイチさんを補完するコーチが必要かなという気がする。

今日は節分、明日からは暦の上では春だ。寒さこそまだまだだが、気候が良くなってきているのは体にも感じるところである。いよいよ、熱い春が来るのか、それとも転落の詩集の序曲になるのか。

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コメント

  1. Senior より:

    今回の日本代表の敗因は

    まずこのタイミングで伊東純也のスキャンダルを発表した週刊文春
    (ガセの可能性が高いけどね)

    次に選手を守らず自身の保身に走った
    元会長の犬飼曰く
    「その場その場で色々な人にいい顔してるだけで何のアイデアもない
    しょっちゅう方針がブレて大変なことに、なる」
    まさにそうなったね。

    で次がポイチ
    ただ管理人はんの言う通り
    ポイチの変わりは今はおらんからね。
    ポイチを辞めさせるならワールドカップが
    終わったときやったね。
    ホンマに行動遅いで、ワールドカップは
    たまたまうまくいっただけやのに。
    まあ今解任しても変わりの外国人監督はおらんかったり引き受けてくれんかったりで
    結果コーチの名波が暫定で監督になる
    で名波を正式に監督にすべく弱い国と親善試合を組み圧勝する
    で正式に監督になるが最悪のシナリオやね。
    クラブもまともに仕切れへん奴が代表監督なんてできるかい!

    あと管理人はん、こっちは明日雪予報でっせ。

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