大寒の日に暑き夏を想う

今日は二十四節気のひとつ、大寒である。とはいえ季節的にはこれから寒さ改まる候なのであるが、なんとなく春めくものを感じたくなる時節であることも確かだ。睦月も二十日になり、あと十余日でプロ野球のスプリングキャンプ、ひと月でオープン戦だ。そうなると、春は一足飛びにやってくる。

と、言うわけではないが、夏の話をしてみたい。去年の夏は殊の外の酷暑だったが、今年もそこまで行かなくても相当暑くなるだろうことは想像に難くない。いかに野球というのが暖かい季節に適性のあるスポーツといえども、暑すぎるのは程度問題だろうと思う。事実、高校野球の夏の選手権など、酷暑下で行うのはいかがなものかという議論も出ているところである。

ところで、先日今年のペナントレースの詳細日程が発表になった。そこでカープファンの中から不満の声が上がっているのは、夏場のデーゲームである。7月13日、14日のスワローズ戦などもっともたるものだが、9月7日、8日のドラゴンズ戦、16日のベイスターズ戦だってそうだろう。こんな時期に屋外球場で14:00からの試合をやるなど、正気の沙汰ではない。確か去年もそういう声が上がったはずだが、改善の気配もなかったということだ。

正直言って、敢えてデイゲームでやるメリットというのは、感じられない。いかに選手は炎天下に慣れているとはいえ、100パーセントのパフォーマンスを出せる環境ではあるまい。少なくともプレイヤーズファーストで考えられたことではないことは間違いないだろう。いや、考えられていれば今年は組まない。昨年もさんざん不評の声が上がったのだから。

それなのに、今年もこんな日程を組んだということは、経営者側にメリットがあるということだろう。どうせ、暑ければ暑い方が冷たい飲み物の売り上げが伸びると言うだけのセコい理由だ。実は私、昨年の6月24日のデーゲームを見に行ったのだが、あまりの暑さに普段の倍は冷たい飲み物を飲んだだろうか。野球を楽しむために飲むというよりは、酷暑に耐え切れずに飲んだというのが正しい。

それでも、これに対する不満の声が大きいかといえば、そうではない。結局ハジメのイニシアティヴには何でもマンセーというバカープファンが跋扈しているからである。彼らは、球団の決めたことは絶対なのであって、これに対する批判を述べることは絶対の禁忌なのである。アホとしかいいようがないが。球団に対する極限のお布施をすることに喜びを感じているだろうから、冷たい飲み物を山ほど飲むことが一種の宗教的イニシエーションなんだろう。

あともうひとつだけ理由を挙げるとしたら、デーゲームだと客の歩留まりがいいということだろう。ナイトゲームだと、広島という街の交通アクセスの貧弱さから、結構早めに帰るお客さんが多いのだ。これも要するに飲み物のみならず場内物販の利益を上げるための方策であるんだろうけれども。結局、この経営者は自分の懐に入る金のことばかり考えていて、後はどうでもいいということがよく分かるだろう。

なんで、こんなのが「人情派の名オーナー」なものか。目先の利益のことしか考えていない金の亡者ではないか。しかもちょっとした批判があったら反社風情を使って圧殺にかかるのである。ただのマフィアではないか。こんなのに心酔する輩は莫迦だ。だから私はカープに金を落としたくないのである。金を落とすということは、カープカルトの一員であることを証明するに等しい。そんなの、絶対に嫌だ。いつかこの腐りきったヒエラルキィを打倒してやる。

人気ブログランキング広島東洋カープランキングサンフレッチェ広島ランキングにほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへにほんブログ村にほんブログ村 サッカーブログ サンフレッチェ広島へにほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村


投稿日

カテゴリー:

, , , ,

投稿者:

タグ:

コメント

“大寒の日に暑き夏を想う” への1件のコメント

  1. Seniorのアバター
    Senior

    まだ寒さはここからなんですよね(笑)
    だいたい冬は1月2月が寒いと言われますからね。
    まあムードもヘッタクレもなくすんまへんな、ズレてんのが私なんで。

    松田元が人情派ねえ…まあ松田元に良くされてる奴らはそう言うんだろうね。
    そう思う奴は少ないんだけど、その少ない奴の声が大きいからそうなるんやろね。

    元近鉄バファローズ・オリックスブルーウェーブ・バファローズ
    (管理人さんも私もオリックスバファローズとは言いたくないけど説明のために今回は敢えていいますわ)
    監督だった仰木彬は世間的には人情派と呼ばれる。
    野茂英雄・イチロー・金村義明など
    スター選手にはそう呼ばれている。
    だがその一方で5.6番手ピッチャーやベンチの選手は仰木彬を「冷酷非情な野郎」と影で言っていたし
    山田久志や権藤博も「ユニフォームも着ている時は大嫌い」と言っていた。
    まあ監督とコーチは役割が違うからね
    監督はチームを勝たせるのが仕事・コーチは選手を1人でも多く育てるのが仕事だから。
    まあ一部では仰木彬は冷酷非情な奴なのよ。
    ただ世間的には「人情派」の声が多いからそうなっているが。

    まあ管理人はん、球場に行くなら球場で何か勝ったら負けよ。
    アイツに金を落としたくないなら家から水筒いっぱいに冷たい飲み物を持っていき
    飯は自宅近くのコンビニかスーパーで済ませるのが1番でっせ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)