醜悪な,あまりにも醜悪なReturns その13

このところカープファンのアンチヒーローになりつつある中村奨成。今日はなんでも護摩業を希望しているとのことでニュースになっているところである。個人的には護摩業なんて鰯の頭もなんとやらの類いであると思うので、やりたければどうぞという程度のものだと思う。でも、何か変わりたいという意思表示であるとするならば、悪くない。彼の場合は間違いなく弱点は自分自身の心だから、日に向き合ってそれが変わるならば、効果があるのかもしれない。

でも、一番大事なのは、このオフは必死に野球と向き合うことだろう。彼の場合は、何が悪かったかといって、野球に向き合う必死さ、真剣さが見えなかったということに尽きる。スキャンダルばかり強調されるようだが、それ以外にも必死さ加減を疑わせしめるような情報に接しているところだ。色恋のスキャンダルだけではなく、そういうものを一切断つ覚悟ありやというところだ。

と、ここまでなら平常運転と変わらない。しかし、弊ブログの名物「醜悪三部作」の標題を引っ張ってきたということは、これでは終わらないということである。要するに、みんな中村奨成を叩いて自分の徳が高くなっているように感じているんじゃないかという疑念を持っているのだ。もしそうだとしたら、正直言って君たちのおつむも奨成のそれと変わらないんじゃない?というところだ。

三文週刊誌が書いていることがいかにおかしいかというところは、以前も書いたから繰り返さない。ただ、書いてあることはいちおう事実のようだから、それを前提としても、そんなよってたかって部外者が叩くほどのもんか?と思う。はっきり言って、このくらいのこと、世間的にはゴロゴロ転がっている。それに、仮に人の奥さんに手を出したのが事実だとしても、それは刑事罰の対象ではない。もしその点でいうなら、中田翔なんて永久追放になってなきゃいけない。だって、暴行が刑事罰の対象であることくらい分かるでしょ?(刑法208条参照)

さらに身もふたもないことをいってしまう。ほかの選手がこんな問題ひとつも持っていない聖人君子揃いかといったら、きっと違う。表に出た話でいうと、菊池のスキャンダルなんて奨成の何倍もたちが悪い。あるいはよそさんの話だが、坂本勇人なんて話にならぬくらい酷い。山川穂高などまさにすれすれである(もっとも、表に出ている話の信憑性には疑義もあるようだが)。いや、表に出ない話も総合するならば(具体的にここでいうことはしないでおく。)、もっと洒落にならない話にも接しているから、そういう意味では奨成のそれなんてかわいらしいものだ。

もちろん、彼を嫌うのは勝手だ。そりゃ生理的に受け付けないものを呑めという気はない。しかし、彼の存在を全否定するのであればそれ相応の理由付けが必要だ。今回の奨成のスキャンダルは、残念ながらそれには足らない。その程度のことが分からないようでは、相当おつむが弱いといわざるを得ない。まあ、自分が道徳的に優れていることを確認したいが故の妄言というのが正当か。

奨成に対していいたいことがあるとすれば、もう開き直って結果で見返せということだ。坂本勇人など奨成の何倍もたちが悪いが、それでも叩かれないのは結果出しているからである。菊池のスキャンダルなどかなりやばいところがあるが、いかにバカープファンでも菊池を表立って罵倒した者はいない。そりゃカープにとって菊池はなくてはならない存在だから。スキャンダルなんて、チームにおける必要性の前に吹き消されてしまうのである。

逆もまた真なり。今年結果出せなかったら,良くて現役ドラフト、悪ければクビだからね。それを奨成が理解できてるかどうかに、すべてがかかっている。きっと奨成は無責任な妄言に対して内心は面白くなく思っているだろうが、それを見返すのは、口ではなくてグラウンド上だ。

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“醜悪な,あまりにも醜悪なReturns その13” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    どの分野でも、歴史に残るような成功を収めたら、プライベートの醜聞など誰も気にしなくなる。

    大御所作曲家を多数輩出してきたクラシック界は、奇人変人変態などクズの巣窟となっている。

    ・ブラームスは恩師であるシューマンの妻を寝取る。
    ・ブルックナーは筋金入りのロリコンで、10代の女の子しか愛せず、72歳で死ぬ直前まで10代の女の子にアプローチし続けていたという。
    ・モーツァルトは正式な変態で、母、姉、従妹と、モーツァルト一家がスカトロ趣味である。好きな女性に対し、排泄物を連呼する内容のラブレターを送りつけている。また、シェーンブルン宮殿で演奏した時、立ち上がろうとして滑って転び、助け起こしてくれたマリー・アントワネットに突如、「僕と結婚してくれる?」って聞いている。
    ・クズの頂点はワーグナーだろう。大きな借金を作り夜逃げ。海外を転々とするが借金を返済できず、一時刑務所に収容される。妻に散々金銭を援助してもらっているにもかかわらず、亡命を手助けしてくれた恩人・リストの娘(既婚者)と不倫し妊娠させている。

    上記のように、異常な性癖を持ち合わせているクズ王であっても、モーツァルトやワーグナーの音楽にケチを付ける人はそれほど多くはない。

    まあ、大御所のクズっぷりに比べたら、奨成の女性スキャンダルなど、取るに足りない些細なことで、記事にする価値すらない。
    どっちにしても本業の野球で好結果を出さないと、何を語っても言い訳になる。言うまでもなく、奨成自身が選択し飛び込んできたプロ野球界なので、納得するまで己を追い込んでやるしかない。球団のためでもファンのためでもない。己の食い扶持をつなぐために、奨成が出来る事は野球以外にない。

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