絶望 それは弱虫のいいわけ

かの宮脇俊三翁の処女作にして大ヒット作である「時刻表2万キロ」を出すに当たり、題名をどうするかは相当悩まれたそうである。1つの案に「時刻表極道」というのがあったようで(これが何を意味するかは、ぜひ同書をお読みください。)、まあこれだときっと売れなかっただろう。それほどまでに、題名というのは大事なのである。

ところで弊ブログのような末端の物書きの産物でも、標題はそれなりに吟味する。浮かんだ標題に合わせて書き進めることもあれば、書き進んだ内容によって標題を変えることもある。というより、何にフォーカスするかということが先にあるから、それに合わせて標題を決めるという方が正しいだろうか。いかにくだらないことを書いていようと、そういう作業は手を抜いていない自負がある。

その点で言えば、ブログランキングの上位を賑わせているブロガーさんの標題は仕事してないねえといわざるを得ない。ひとことで言えば、Masturbationにすぎない。自分の書きたいことをただ見せているだけで、まったく読ませるということを考えていないとしか思えないものばかりだ。まあ文章もきっとそうなんだろうな。題を見れば、おおかた書いてある内容とか文章の練り方が見える。まあ、人様のワルクチはこの程度にしておこう。

今日は、あえていえば題が先に浮かんでその後の話を書こうとしたものである。ウォーキングの最中に聞いていたももクロの「DNA狂詩曲」の一節からいただいたものだ。いうまでもなく、今カープファンをやるということは絶望と隣り合わせのようなものだ。今のカープの状態を見て、来シーズンに明るい希望を持てと言われても、ふざけんなとしか言えない。敢えて名指しさせてもらうが、上本のようなチンピラが重用されてしかるべく処遇を受け、にもかかわらずその処遇度合いに対する不満を堂々と述べる現状をみていたら、横っ面ひっぱたいてやりたくなるのだ。いや、そうする気力すらなくなってしまっている。

さらにいえば、上本のような半端物が判断基底になってしまっているから、羽月とか矢野とかいうのがレギュラー候補生として遇されるようなアホなことが起こるのである。この二人は、レギュラーになりたければ死ぬほどオフェンスを頑張らないといけない(いや、ディフェンスも些か怪しいが)立場なのに、その点は完全スルーされている。こんな現状、とてもじゃないが看過できないのだが、それをバカープファンが歓呼の声をもって持ち上げるから、ますます絶望とお友達になってしまいそうになる。

しかし、絶望するということは、すなわちバカープファンの軍門に降ることを意味する。要するにハジメに尻尾を振って恭順の意を示すことになるのだが、それはまさに弱虫の所業だ。君はあきらめるか?目をそらすか?目も耳も口も塞いだサルになって生きてくか?それだけは、絶対にしたくない。いつぞやも書いたところだが、我々の責務は後世のカープファンに健全な姿を残すことである。今のさばっているバカープファンは、その親玉と同様打倒の対象なのだ。

だから、私は現状に決して絶望しない。瑠璃色の地球に、こんなことを言っているのは私ひとりなどということは、ないだろう。みんなきっと分かってるはずなのだ。もちろん、話せば分かるなどと言う暢気なことを言うつもりはないが、敵方だって一枚岩ではないのだ。わずかな一穴さえあれば、現状打破に持って行くのは容易であるはずだ。

心あるカープファンよ、団結しよう。敵がもっともおそれるものは、我々の連帯である。

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コメント

“絶望 それは弱虫のいいわけ” への2件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    エッセイに限れば乱読家なので、どの作家のフレーズだったか忘れたが、「人生、絶望しているほうが死にやすい」。妙に腑に落ちるのを感じた。

    たとえば、仕事も順調、趣味も充実、人間関係も良好、蓄えも十分あり毎日が楽しくてしょうがないという状況で、突如医師から余命3ヶ月という告知をされたら、どん底の生活をするより辛い。
    幸福に満たされている状態で死期が迫れば、誰でも絶望感で一杯になるでしょ。

    ゲーテ曰く。
    「絶望することができない者は、生きるに値しない。」

    「絶望名人カフカの人生論」の中で最も好みのフレーズは・・・
    将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。
    将来に向かってつまずくこと、これはできます。
    いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。
          <カフカからフェリーツェへのラブレターより>
    いやはや、これがラブレターの一節だというのだから唖然とする。でも、ブラックジョークか本音か分からない機微に聡い表現が微笑ましい。こんなユニークな表現だったら、絶望しないと強がるより、弱音を吐いても許せるような気がする。

    1960年代に反米・安保闘争で学生運動が起こった後、何食わぬ顔で親米企業に就職する信念がない学生のダブルスタンダードは、反吐が出るほど大嫌い。
    団結は、信念もなく時勢に乗った雰囲気でやるもんやない。必要不可欠と感じたら自然発生的に人は集まってくる。

  2. 伸二のアバター
    伸二

    上本の発言には腹が立ちますね。
    お前はレギュラー取れないからユーティリティになってるだろ。それが嫌なら、ポジション決めて勝負させてくださいと言ってみろ。本人曰く、他球団は取ってくれないだろ。だったら生きる道をもらってる球団に感謝しろ。

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