三日前の理論編で、いわば方針のようなものは述べた。それでは、カープは具体的にどう立ち回ればよいかについて考察してみる。しかし、「実践」というほど作戦の幅は狭いような気がする。
まずはオーダーだが、やはり問題はサードだろう。デーヴィッドソンで行きたいところだが、完全にシーズン終盤は冷え切っていたから悩ましいところである。かといって上本なんか愚中の愚。サード小園でショート矢野なんてもっとありえない。こんなオーダーで勝てるほど甘くはない。やはりここはデーヴィッドソンしかないか。
あとは打撃のキーパーソンである小園と末包をどう使うかだろう。ここを間違ったらアウトだ。小園をリードオフマンにするかクリーンアップにおくか。末包を中軸におくか下位打線とするか。個人的には小園を3番、末包6番でよいかと思う。
ベンチ入り野手陣も一工夫いるだろう。とにかく、オフェンス重視で行くべきであって、足と守りしか能のない選手はいらない。もちろん、相手がサウスポーを投げさせるならば、ある程度右打者を置く必要がある。健人、奨成あたりに期待をしてみたい。
とにかく、短期決戦は格より調子だ。しかも、今のカープに胸張ってレギュラーですといえる選手が何人いるか。なら、容赦なく変えればよい。そうしないと、辛抱してる間にシリーズが終わってしまう。ましてや、新井がシーズン通じてみせたような特定のヴェテラン選手への依怙贔屓はいちばんいけない。
過去見る限り、守りきって短期決戦を勝ち抜いたチームは皆無と言っていい。打って点を取ることなしに、覇権はない。






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