まずは勝ったことを褒めたい、と言いたいところだが、昨日と比べると満足度は低い。その理由や如何と少々考えてみたところ、結局10残塁という結果が雄弁に物語るのだろうと思う。攻めたようで攻めきれていなかったといえばいいのか。万一のことがあったら、思わぬ禍根となるところだった。
それと、大瀬良の失点の仕方がよろしくない。二死無走者から歩かせてホームランで同点。これはいけない。エースを僭称するならそれなりの結果を出してほしいところだ。勝利投手にこそなったが、内容に納得されたら困るのである。
もうひとついうなら、先発大瀬良、5番に松山、決勝の押し出しを取ったのが田中、7回を締めたのが中﨑、まあ三連覇の残り滓が頑張ったという側面はある。それ自体はいいことともいえるのだが、やはり今後の戦い、そして来年以降の戦いのことを考えると、決してよいことばかりではない。勝ったことが希望の明星にはなり得ないかもしれないのだ。
今後の戦いのことを考えると、やはり若き血がほしい。小園が3番で嵌まりつつあるのは好材料だし、勝ちパターン継投に大道が入って結果を出しているのもよい。しかし、もっともっと精鋭を集わせなければいけない。それを今シーズンここまで怠り加減だったのが、ここにきて響いているともいえる。否、怠っているというよりは、精鋭と言えないメンバーを鍛えようとしていた節がある。矢野とか羽月とか大盛のレギュラー抜擢とかね。
まあ、内容はともかく、勝ちは勝ちだ。明日も勝てば、対ベイスターズ云々だけではなく、横浜にいるという魔物を駆逐してしまうことができるだろう。そして、上にいるチームにもプレッシャーを与えることができる。もし真剣にペナントを取りに行くというのであれば、それしかない。






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