今日は一回の攻撃で今永を攻略したのが大きく、それがすべてだった。ベイスターズサイドはローテを崩して中5日特攻で来たのだが、それを撃墜した時点で今日は終了ということだったのだろう。
試合内容については、今日は文句のつけようがない。敢えて言うなら終盤にダメ押し点があればよかったが、まあそんなものは小さいことだったのだろう。いずれにせよ、完勝といっていい。九里亜蓮はよかった、堂林のホームランは美しかった、でよかろう。
正直なところ、現状のカープは上とも下とも差がついている。もちろん下とのゲーム差はまだまだ要注意ゾーンだと思うが、それにしても大連敗さえしなければ、というところではある。その点から見たら、いちばん大事なのはモチベイションである。「2位確保」という消極的スタンスでは、意外とズルズル行きやすいのである。
やはり、順位争いであるから最後まで上を見なければならないのである。順位が決せられるまでは、たとえゲーム差が離されようと辛抱強く上の順位を目指さなければならないのだ。その点、どんなに夏場までだめでもシーズン終盤になれば必死で追いかけてくるジャイアンツは、さすがは伝統の力というべきなのである。
それでも、なかなか最後まで上を追うというのは難しい。ならばどうしたらよいか。実は一番わかりやすいモチベイションの上げ方がある。要するに、タイガースに平気で転びやがってこの野郎という怒りをぶつければよいのだ。
もちろん、下位球団がタイガース戦に必死にやっていないというつもりはない。しかし、本当にどうかなんてどうでもいい。そういう結果が残っているという状況証拠に熱くなればよいのだ。そう考えると、明日明後日はなおのこと必死にやらねばならないし、週末のシリーズなどこてんぱんにやっつけてスウィープしかない、という結論に達するのは容易い。
今のカープがもし順位を上げるとするならば、とにかく勝ち続けてチキンゲームに持ち込むしかないのだ。それに成功するかどうかはともかく、カープはやっぱり怖いという意識を敵に刷り込むことはできるのである。なに、敵は「優勝」という言葉が言えない臆病者だ。それに、必ず秋口に失速癖がある。そこをとらえることができれば、まだわからない。
多くのカープファンがどう思っているかは知らないが、私はまだまだ現状に諦めたくない。少なくともまだこの時点で2位でCSをどう戦うかという皮算用をしているファンは、消えてなくなれといいたいのだ。
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