13安打対6安打。しかも中盤以降は攻められ通し。それでも勝てたのは、デーヴィッドソン、末包、堂林の花火大会があったからで、それ以上でも以下でもない。むしろ、その余の理由はない。それどころか、守備がうまいことを自称している人のミスが切っ掛けになって失点しているから、自称「守り勝つ野球」なんて徹底的な誤りだというまでだ。
それでも玉村の立ち上がりは良かったので、こんな展開になるはずは本来ないのだが、やはり矢野がやらかしてしまったのが響いた形になった。しかし矢野、肩は確かにべらぼうに強いのだが、では守備がうまいかというと私には疑問だ。むしろ、大事なところでやらかすというイメージがあって、その点はかなりのマイナスだと言って良い。
私が彼に対して危惧しているのは、そういうところをわかっているのかどうかわからないというところだ。蒸し返すようだが、先日のヒーローインタヴューの言を聞くにいかにも頭が弱そうだし、野球頭もいいとはいいかねる。最大の懸案のバッティングも向上している節はないし、このままでは野間2世になる虞がある。
だから、このところの野間矢野の1、2番なんて、私には絶望でしかない。やはり長打のでないバッターなんて相手からしたら怖くもなんともないのである。それを理解しないバカープファンにもまた絶望しかない。このふたりがハジメのお気に入りで重用されているのは明らかなのに。
もうひとつ言えるのは、あまりにも守備固めにはいるのが早い。今日も、末包を5回までで引っ込める必然性は何ひとつない。そりゃ末包だってむちゃくちゃうまい方ではないが、逆に大盛だって大威張りで守れるかと言ったら、案外そうでもない。そうすると、末包から大盛の交代というのは、火力を落とすだけというマイナスの側面が強い。だから控えるべきだと思うが、これまた新井は理解できないようだ。
勝ち試合なのに嫌事ばかり書くようだが、今日の勝因、しかもかなり確からしい真実を曲げてまでそれと相反するようなことばかりカープはやるから気に入らないのである。野球だって流れの競技だから、道理に反することしたら勝てないのにね。
結局今週はホームで4勝2敗。誠に遺憾である。優勝する気があるんだったら最低でも5勝1敗が必要だったし、現に負けた試合はどちらかといえばありえない負けと言ってよい。ヒーローインタヴューなどでは二言目には「優勝する」と言うけれども、その峻厳さをどれだけ理解できてるのかなとさえ思う。やはり、佐々岡盆暗政権の3年間で失ったものは大きすぎたのか。
まあ、ひとこと言えるとしたら、勝ち続けていたらなにかが起こるということだ。意外とどちらも負けないというチキンゲームはそうそう続かないものである。それと、上にいるチームは、秋口に大型連敗をする傾向にあるだけに、諦めてはならない。
しかし、誰とは言わないが、若干気持ちが切れてるかなと思われる選手がいることも事実だ。こちらもそういう選手を信じて見るわけにもいかないし、まあ、難しい。






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