試練のアウェイ12連戦、まずは5勝1敗で折り返した。その1敗もうまく立ち回れば勝てたんじゃないかという内容だけに、少しずつではあるが調子を上げている、とも取れる。ただ、いかんせん相手は弱ってる上に裏ローテ。これで強くなったというのは、違う気がする。
今週はまずハマスタでのベイスターズ戦から入る。なんといっても明日の予告先発は前回名を成さしめたトレバー・バウアーである。同じ過ちを二度続けることは許されない。しかし、のんべんだらりとかかっていったらまた逆ねじ食らわされるのが落ちだ。きっちりと対策を取らねばならないだろう。
先週のジャイアンツ戦では、随分足で揺さぶられていたようだ。バウアー自体もかなりクイックに敏感になっているようなので、足を絡めることは有効であると思われる。ただし、足を絡めるには出塁しなければならないのであって、それができなきゃ机上の空論だ。そこをどうしたいのか、新井の言からは見えない。
しかし、その処方箋が今の首脳陣にあるかは疑わしい。あるくらいなら前回も攻略できていたし、先週の6連戦も延長になんかならずに圧勝できていただろう。前回対戦と比べてライアンとマシューが調子を上げているのはよい材料である。しかし、西川の調子が落ち気味なのと、あとはライトとショートに不安が残る。そこを強化するつもりがあるのかないのか、これも新井がどうするのか分からない。
今日の公示で、松本と大盛が抹消になった。松本は不安定さが目立つし、前回のドームの内容が酷すぎたのがとどめになっただろう。大盛は、左の外野が飽和状態なので足が速くて守りがという程度では存在意義がないということであると思われる。あとはこれで誰を昇格させるか(先日の祐太抹消も含めて3枠ある)でも、あまり期待はしない。ここはオフェンス強化に当てるべきだが、きっとそうはしないだろうな。
でも、この後の交流戦のことも考えると、パワー系のピッチャー対応は必須である。少なくとも、カープファンが大好きな小さくて当て逃げをするような選手には対応できないだろう。ほんとうにね、今からモデルチェンジしないと、また交流戦惨敗するよ。でもするだろうな。
もし、現状のオーダーでバウアーのようなパワー系のピッチャーに対応するんだったら、ひとつだけ手がある。そう、恥も外聞もなく、セーフティバントの構えをして揺さぶるのだ。構えだけでなく打順一回りくらい実際に転がしてみるとなおよい。まあライアンやマシューまでやれという気はないが、もともとメンタル的に難のあるピッチャーだけに、そういうところから攻略するのもありかと思う。
でも、きっとやらないんだよな。正々堂々戦って負けてもよしとするおかしな風土がカープファン界隈に流れている。おかしなものだ。打っても外野の頭飛ばないチビとか速い球に着払いが落ちの年寄りに何を期待するつもりなのかね。私は、正々も堂々もしてなくてよいし、どんな外連を使ってかまわないから、すっきりと勝ってほしいと思う。






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